千年を旅する家系図の物語がついに登場！新刊『ヒストリエ』の魅力に迫る

小説『千年たどる家系図物語（ヒストリエ）』の魅力

2025年7月29日、時事通信出版局から新刊『千年たどる家系図物語（ヒストリエ）』が発売される。著者である渡辺宗貴氏は、長年にわたり家系図作成に携わってきた専門家であり、その経験を基にした新しい形のファミリーヒストリーを提供する。

この作品の主役は、女子大生の「源静香」と物語を語る“僕”。彼らは、先祖の足跡を辿りながら千年にわたる家系を探求していく。静香は父を亡くしたばかりであり、彼女の過去を知りたいという想いが物語の核心を形成している。

独自のアプローチ

本書は、単なる小説にとどまらず、家系図作成の現場感をリアルに感じさせる要素が多く含まれている。過去帳や古文書、掛軸といった資料を用い、静香と“僕”は共に歴史を紐解いていく過程を描いている。読者はただストーリーを楽しむだけでなく、自身の家族についても考えさせられる機会を得られるだろう。

また、100点以上の漫画やイラスト、図版、写真資料を織り交ぜることによって、物語の理解が深まるだけでなく、視覚的な楽しみも提供する仕掛けとなっている。小説とビジュアルコンテンツの融合により、読者は千年の旅の情景を感じながら、歴史の重みを実感できる。

心温まる旅

静香が“僕”に「自分で調べてみませんか？」と提案された時から、彼らの旅は始まる。遺された金属片や神社の謎を解き明かすことで、静香は自身のルーツを再発見すると同時に、自分自身と向き合う旅ともなる。読者は、この旅を通じて自分の家族についても考えを巡らせることができ、家族の愛おしさを再確認することができるだろう。

著者と出版社

渡辺宗貴氏は、家系図作成代行センター株式会社の代表であり、20年以上にわたり全国各地で5000件以上の家系調査を行ってきた専門家である。彼の著書には、『わたしの家系図物語（ヒストリエ）』や監修書『家系図をつくる。』などがあり、メディア出演や講演も行っている。新たな作品である『ヒストリエ』を通じて、彼は読者に家系図作成の魅力を伝えたいと考えている。