歯科医院経営のための新刊が登場
2025年9月30日、株式会社クロスメディア・パブリッシングより、注目の書籍『質の高い歯科医療と経営を両立させる自由診療50%へ導く7ステップ』がリリースされます。本書の著者は、自由診療の獲得を目指す歯科医師であり、実際に医院を経営している木戸亮太院長です。彼は、毎年20%の売上アップを達成し、自由診療の割合が50%を超える医院を運営しています。
カウンセリングが鍵
悪循環に悩む多くの歯科医院では、保険診療ばかりに依存し、経営が厳しくなっている姿が見受けられます。理想の医療を追求するはずが、いつのまにかお金のやりくりに困るようになってしまいます。この解決策として、本書は「自由診療の獲得」がカギであると指摘しています。その手法こそ、「カウンセリング」にあります。
本書では、患者の潜在的ニーズを引き出し、最適な治療を選んでもらうためのカウンセリング手法を紹介しています。単なる問診とは異なり、患者が自らの理想を見つける手助けをする「カウンセリング」の重要性に焦点を当て、具体的なアプローチを提案します。
7つのステップを踏むカウンセリング
「治療を受けたくなる」カウンセリングは一方的な説明から脱却し、患者との対話を重視します。ここで提案されている7つのステップを通じて、患者との信頼関係を構築し、最終的には治療の成約につなげることが目指されています。
- - ステップ1: 好感形成 - 患者に信頼感を持ってもらう関係を作ります。
- - ステップ2: 心頼形成 - 専門家としての立場を確立し、相談したい人と思ってもらうようにします。
- - ステップ3: ヒアリング - 質問を通じて潜在的なニーズを引き出します。
- - ステップ4: アンカリング - 治療選択の基準を意識付ける工夫をします。
- - ステップ5: 契約ハードル確認 - 患者が感じる障壁や不安を把握します。
- - ステップ6: 自院の差別化 - 他院との違いを明確にし、自院の魅力を伝えます。
- - ステップ7: 将来のイメージ訴求 - 治療後の理想の姿を具体的に提示します。
潜在的ニーズを引き出すために
7つのステップの中でも「ヒアリング」は特に重要です。適切な質問を駆使することで、患者が自身のニーズに気づき、治療への意欲を高めることができます。カウンセリングは、一回の診療で終わるものではなく、初回から徐々に進めていくものです。誠実に向き合うことで信頼関係が築かれ、その結果、自由診療への理解が深まります。
具体的には、「単治」「歯周病」「矯正治療」など、さまざまなケースに応じたカウンセリング手法が具体的に紹介されています。これにより、直ぐに現場で実践できる具体的なノウハウが提供されます。
受け手にとって幸せな未来を
本書は、歯科医院経営に悩む歯科医師や患者に本質的な医療を提供したいと考える医療従事者にとって必携の一冊です。患者の意向を汲み取り、最適な提案を行うことで、医院も患者も、さらにはスタッフも幸せになれる、そんな経営の好循環を目指しているのです。木戸院長自身の経験をもとにした具体的な「台本」には、多くの実践者が共感できる内容が詰まっています。
この新刊を手に取り、ぜひあなたの医院経営に役立ててみてはいかがでしょうか。