保護猫の恩返し
2025-02-18 11:19:23

一匹の保護猫が救った会社のV字回復物語を落語に!

一匹の保護猫が起こした奇跡の物語



大阪に位置する株式会社岡田商会は、2015年末に猫のイラスト入りはんこ「ねこずかん」を発売し、わずか数年で累計3万本以上を販売するという大ヒットを遂げました。この成功の背景には、会社をどん底から救った一匹の保護猫の存在がありました。

会社の危機



岡田商会の常務取締役である岡山耕二郎氏は、父が経営するはんこの町工場の二代目として、重いプレッシャーの中で仕事をしていました。2015年には月に1千万円もの赤字を計上し、「このままでは会社が潰れてしまう」と感じていたと言います。そんな中、彼は一匹の老猫と出会い、里親になることを決めました。その猫の名前はコタロー。

コタローとの生活は、岡山氏の日常を一変させました。厳しい会社の状況の中でも、コタローからの無条件の愛情で心が癒され、彼の日々に希望を与えてくれました。コタローを通じて様々なアイデアが生まれ、その中から「ねこずかん」が誕生しました。

猫のはんこ「ねこずかん」の誕生



「ねこずかん」は、猫好きな人々に向けたユニークなデザインのはんこです。デザインは、多様な猫の表情やしぐさを捉えたもので、可愛らしさや親しみやすさが大きな魅力となっています。商品の発売により、岡田商会は V字回復を遂げ、業績が急上昇。コタローの存在がなければ、今の成功はなかったかもしれません。

しかし、コタローは2015年11月に腎臓病で静かに他界しました。その報を受けた岡山氏は、深い悲しみに浸りますが、コタローとの思い出は大切に胸に刻んでいると言います。

創作落語としての再生



この物語に影響を受けた落語作家である今井ようじ氏が、岡山氏の実体験をもとに「ねこずかん」の誕生秘話を創作落語としてまとめました。さらに、落語家の月亭天使さんも一匹の保護猫と暮らしており、この公演を通じて自身の経験も語ることになります。観客は、猫をテーマにした心温まるストーリーとユーモアを通じて、猫の恩返しといったテーマに親しむことができるでしょう。

公演情報



「景気開福寄席~ねこずかんの巻~」というこの公演は、2025年3月7日(金)に大阪の天満天神繁昌亭で行われます。

  • - 開演時間: 19:00(18:30開場)
  • - 会場: 天満天神繁昌亭
  • - 料金: 前売2,500円、当日3,000円(全席自由席)。ライブ配信もあり、視聴料は1,500円です。
  • - チケット購入: チケットぴあ(pコード597-700)または繁昌亭窓口。

岡田商会の成功は、単なるビジネスの勝利ではなく、愛をもって猫を迎え入れた結果の恩恵でもあるということを、皆さんに直接体験していただければと思います。猫の力を信じ、共に笑い、学び、感動する時間をお楽しみに!


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