『Play a Life』10周年
2025-05-09 13:26:26
ミュージカル『Play a Life』10周年を祝う美しい旋律の幕開け
2025年5月16日(金)から上演されるミュージカル『Play a Life』が、10周年を迎えることに合わせて盛大な記念公演を実施します。この作品は、劇団TipTapの代表作であり、上田一豪が手がけた感動的な物語です。初演は2015年、小さな劇場で行われ、その後も再演を重ねる中で多くのファンに支持されてきました。2017年にはテレビドラマ化もされ、2023年にはフジテレビで初の本格ミュージカルドラマとして放送されました。10周年を記念する今回は、特別な公演を3つ用意しています。まずは、初演キャストが再集結する特別公演、次にこれまでのストーリーを振り返る特別コンサート、そして新たなキャストによる10周年記念公演です。
5月7日(水)には、特に注目されている「10周年記念キャスト公演」の稽古場取材会が行われ、関係者やキャストたちが気持ちを語りました。夫役の矢崎広は、「稽古が進む中で、さらなる成長の余地が残っていると感じています。お客さまが劇場に入った瞬間の空間の感覚を大切にしながら、一つ一つ丁寧に準備を進めています」と語り、熱意を見せました。
意外なことに、矢崎がミュージカル作品で上田の演出を受けるのは今回が初めてだそうです。「昨年、コンサートで共演しましたが、本格的にご一緒できるというのはとても光栄です。この10周年の大事な公演に関わることができて、全力で挑むつもりです」と語り、意気込んでいます。
妻役を演じる妃海風は、劇団TipTapの過去作『Bye Bye My Last Cut』に続いての出演となります。彼女は「この作品は演じるたびに心温まる感情に包まれます。ストーリー自体は切ない内容ですが、それを演じる中で感じる温もりがあると確信しています。80分があっという間に感じられる素晴らしい作品です。ぜひ多くの方に出会っていただきたいと思っています」と、作品への魅力を語ります。
実習生役の黒川桃花は「10年間の歴史を感じながら稽古に臨むことができて幸せです。小道具や音楽からも愛情を強く感じます」と稽古を振り返り、共演する二人を眩しく感じている様子が伺えます。「毎日お二人から学ばせてもらっており、素晴らしい演技ができるよう引き続き努力していきたいです」と述べ、意気込みを示しました。
音楽を担当する小澤時史は「10周年の意味を全力で表現したいと思っています。新しいキャストには自分たちの色をしっかりと出してほしいです。この作品を観るたびに新たなメッセージを受け取れるので、観る方々にその感動を届けられるよう頑張ります」と作品への期待を語っています。
演出担当の上田一豪氏は、「キャストが変わることで、同じ作品でも全く異なる表情を見せることができるのが魅力です。10年の歴史を感じつつ、新たな風を吹き込む公演にしたいです。心が疲れた時に、音楽の力で元気になれると思いますので、ぜひ軽い気持ちで足を運んでいただきたいです」と観客へのメッセージを発信しました。
取材当日はオープニングナンバーの「今を生きる」と「the Movie Study」の通し稽古が行われ、矢崎、妃海、黒川の美しいハーモニーが印象的でした。稽古室を包み込む音楽の中で、物語への期待は高まるばかり。開幕が待ちきれません。今回の公演は、初演キャスト特別公演、10周年記念特別コンサート、そして10周年記念キャスト公演と続き、多くのドラマファンやミュージカルファンを魅了すること間違いなしです。特に、初演キャストが再集結する記念イベントや特別コンサートでは、名作の数々がパフォーマンスされる予定で、観覧者にとって特別な体験となることでしょう。公演は劇場での特別な瞬間を共有する機会でもあり、楽しみにしています。全員が持つ思いを胸に、笑顔満載で開幕を迎えたいと思います。