小樽の歴史を映す
2025-01-30 19:27:15

2025さっぽろ雪まつりで小樽の歴史を映し出すプロジェクションマッピング!

北海道の冬の風物詩、さっぽろ雪まつりが2025年も盛大に開催されます。特に注目すべきは、大通8丁目に設置される大雪像『小樽 銀鱗荘』で、ここではプロジェクションマッピング「The Lights of Otaru」が実施されることが決定しました。このイベントは、2025年の2月4日から11日までの期間に行われ、毎晩午後5時30分から8時30分まで上映される予定です。

プロジェクションマッピングの魅力


プロジェクションマッピングは、高輝度プロジェクターを利用し、建物や造形物に映像を投影する技術です。今回の雪まつりでは、大雪像に切り絵や版画調の映像が見事に再現され、観覧者の心を奪います。それに合わせ、音楽が流れ、小樽と銀鱗荘の歴史的背景や名所をエモーショナルに描き出します。特に、小樽の運河やガス灯、灯台の光の描写が如何に視覚的に美しく表現されるのかがポイントです。

銀鱗荘の歴史


銀鱗荘は、明治時代後期に鰊漁で栄えた猪俣安之丞によって建てられた歴史的な建物です。最近では、2023年に国登録有形文化財に認定され、余市・小樽の文化を知るための貴重な資料となっています。家主である猪俣氏が新潟から招聘した宮大工、米山仙蔵氏によって造られたこの建物は、随所に見られる美しい技法により、その玄関廻りやせり上がった庇が特に印象的です。銀鱗荘は、現存する数少ない鰊御殿の一つであり、宿泊も可能で、当時の栄華を伝え続けています。

制作体制と関係者


このプロジェクションマッピングの制作は、HTB北海道テレビとさっぽろ雪まつり大雪像制作委員会が合同で行い、1,000名を超えるボランティアによって28日間かけて作り上げられます。特別協賛には株式会社ニトリホールディングスが名を連ね、ビジュアルデザインは出羽岳史、サウンドデザインは畑中正人が手掛けています。

まとめ


2025さっぽろ雪まつりのプロジェクションマッピング「The Lights of Otaru」は、冬の寒さを忘れさせるような温かみのある演出で、訪れる人々に小樽の魅力と歴史を届けます。この機会にぜひ、北海道の冬の魅力を楽しみに、雪まつりへ足を運んでみてはいかがでしょうか。色彩豊かな映像と共に、心に残る特別な体験が待っています。


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