日本初演のオフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』がついに開幕！

ミュージカル『TARRYTOWN』日本初演、ついに開幕！

2023年秋、待望のオフ・ブロードウェイミュージカル『TARRYTOWN』が日本で初めての上演を果たしました。本作は、アダム・ワクターの脚本・音楽・歌詞をもとに制作され、ジョニー・デップ主演の映画「スリーピー・ホロウ」などで知られる「スリーピー・ホロウの伝説」を題材としています。2017年にカリフォルニアで初演を迎えた本作は、以降世界各地で愛される作品へと成長しました。

公演日程と場所

2025年、山梨と東京で合計でさんが行われることが決定しました。山梨公演は3月8日（土）と9日（日）にYCC県民文化ホールで開催、東京公演は3月15日（土）から30日（日）まで浅草九劇で行われます。これらの公演は、多くの観客から高い評価を受けており、ミュージカル文化のさらなる発展に寄与することが期待されています。

トリプルキャストでお届けする物語

本作では、イカボッド、カトリーナ、ブロムの三人のキャラクターが、個性的に演じられます。イカボッド役には樋口祥久、高島健一郎、村上貴亮の3人がトリプルキャストで登場し、カトリーナ役には水野貴以、武田莉奈、田代明、ブロム役には山野靖博、山田元、tekkanが名を連ねています。

演出にあたる中原和樹は、「上演だけでなく、ミュージカル文化を盛り上げたい」という強い思いを持っています。その中で、アフタートークイベントや、若者を支援するための「たいようホームシート」の設置に取り組んでいます。「たいようホームシート」は、若者向けの特別席で、通常のチケット価格よりも割安で作品を楽しむことができます。

ワンコインアフタートーク

『TARRYTOWN』では、観客が作品を深く理解し楽しめるよう、ワンコインアフタートークも用意されています。このプログラムでは、批評家や演出家、俳優といったゲストを招待し、観客とのディスカッションを行います。これにより、観客は自身の視点で作品を語り合う機会を得ることができ、観劇体験が更に豊かになるでしょう。

物語のあらすじ

物語は、霧深い森に佇むタリータウンという村に引っ越してきた高校の音楽教師イカボッドを中心に展開します。彼は、校長の秘書であるカトリーナと出会い、彼女の夫ブロムとも関わる中で、複雑な人間関係に巻き込まれていきます。三人はそれぞれの希望や不満を抱えながら、次第にスリーピー・ホロウの伝説が彼らの運命を大きく揺さぶることになってきます。

未来のための舞台

『TARRYTOWN』はただの舞台作品ではありません。中原和樹を始めとする製作陣は、この作品が持つメッセージや魅力を通じて、次世代を担う若者たちへと繋がる希望の種をまいているのです。観客が自由に表現し、感想を共有できる場を設けることで、アートと人々の距離をぐっと近づける取り組みがなされています。

この秋、『TARRYTOWN』がもたらす多くの新しい挑戦と感動を、ぜひ劇場で体験してみてはいかがでしょうか！