2025年10代女子が選ぶトレンドランキング発表!
株式会社マイナビが運営する『マイナビティーンズラボ』から、2025年における10代女子が選んだトレンドランキングが発表されました。今回の調査は、13歳から19歳の女性613名を対象に、流行の「ヒト・コト・モノ・コトバ・ウタ」の5ジャンルについてのアンケートを実施した結果を元にしています。調査は2015年から始まり、11年目を迎えました。
ランキングの概要
このランキングでは特にABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』が大きな影響を与えていることが特徴です。『今日、好きになりました。』に出演する『長浜広奈』や『MON7A』が、ヒト部門で多くの支持を集めました。特に長浜は、その等身大の発信が同世代女子に共感を呼んでいます。今年は“ありのままの自分”を大切にするトレンドが強まっているようです。
ヒト部門のトップ3
1位の長浜広奈は、53.0%の支持を得ており、妥協のない個性とその透明感が高く評価されています。SNSでの存在感も増しており、彼女の発信を通じて多くの10代が自分を表現する勇気をもらっています。次に、2位は『MON7A』(45.2%)。彼女は自身の音楽活動も活発で、TikTokなどのプラットフォームでも注目を集めています。3位にはドのHANAが28.2%の支持を集めており、今後も彼女の人気が期待されます。
コトバ部門の注目
続いてコトバ部門では、新たな言葉が登場しています。1位が「メロい(33.4%)」という言葉で、これは美しいや可愛いことを表現する際に多用されているようです。2位は『両手に〇〇でーす』(27.1%)、出典は恋愛リアリティーショーから。この言葉はミーム化し、多くの人が使っています。3位には「#もんた界隈」がランクインし、流行に乗った楽しい動画が10代女子の間で増加しています。
モノ部門での新たな発見
モノ部門のトレンドでは、香港のアーティストKasing Lungによるキャラクター『ラブブ』(40.9%)が最も支持を集めており、次いで、ミスタードーナツの新商品「もっちゅりん」(40.3%)が登場しました。最後にはAIとしての『ChatGPT』(38.0%)が若者の生活に浸透してきており、彼女たちの生活の一部となっています。特にAIが感情的な絆を感じさせる存在として捉えられている点が興味深いです。
映画と体験型コンテンツの需要
映画部門では、大ヒット作『鬼滅の刃』が再度注目を浴びており、若者たちの間での話題になっています。約36.1%がこの映画を選び、大規模アクションや感動的なストーリーが評価されている様子が見て取れます。友人との共有やSNSでの発信も考慮され、映画が選ばれる理由として「共通の話題作り」にも寄与していることがわかります。
マーケティングの見解
マイナビティーンズラボのマーケター、桑野好絵さんは、今年のトレンド調査を通じて、10代が“等身大で自分を表現するムーブメント”に強く影響されていると語ります。特に、完璧さではなく独自の感情を発信する存在が求められています。これにより、デジタル世代の彼女たちが情報を共有する際に感情的なつながりが生まれています。
デジタルネイティブである10代が感性・共感・テクノロジーをいかに扱っているかは、今後のマーケティング戦略においても重要なポイントと言えるでしょう。
本調査に関する詳しいデータやトレンドについては、ぜひ公式サイトでご確認ください。
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