梨木香歩の新作ファンタジー『ヤービと氷獣』が2025年2月に登場
作家・梨木香歩さんの人気シリーズ「岸辺のヤービ」に、新たに加わる第3弾『ヤービと氷獣』が2025年2月21日(金)に出版されることが決定しました。この作品は、梨木さんが贈る長編ファンタジー作品であり、多くのファンから待望されている一作です。
シリーズの舞台は自然豊かな湖沼地帯、マッドガイド・ウォーター。ここに暮らす小さな生き物「ヤービ」とその一族、そして物語の語り手である寄宿学校の教師、ウタドリさんを中心に展開される物語です。これまでに『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』の2作が世に送り出されており、今回の最新作は6年の時を経ての登場となります。
『ヤービと氷獣』の物語の概要
『ヤービと氷獣』の舞台は、冬を迎えたマッドガイド・ウォーターです。ヤービたちは、春が来るまでの長い眠りにつくことが運命づけられています。これは彼らのご先祖が伝説の「氷獣」と交わした契約によるものと言われています。しかし、1匹のヤービは友達であるナミハナアブの幼虫が気になり、眠れぬ夜を過ごします。一方、寄宿学校では、幽霊に関する騒動が勃発し、ヤービと人間たちの間での「ふしぎな出来事」が彼らを冒険へと誘います。
冬の舞台背景
本作の魅力は、冬の寒さの中で繰り広げられるヤービたちの物語です。長い冬の眠りの中で感じる孤独や友達への思い、そして雪に覆われた美しい自然などが描かれています。寄宿学校での幽霊騒動は、物語にさらなるスリルと奥行きを与え、読者を引き込む要素となっていることでしょう。
作者・梨木香歩のプロフィール
梨木香歩さんは1959年生まれの作家で、代表作には『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守綺譚』などがあります。彼女の作品は、自然や生命に対する深い愛情を表現し、多くの読者に支持されています。作品には常に児童文学のエッセンスがあり、特に子供たちの心に響く内容が特徴です。
挿絵担当の小沢さかえさん
イラストを担当する小沢さかえさんは、1980年生まれで、タブロー画家としての活動を経て、子ども向けの本の挿絵や装画も手掛けています。梨木香歩さんとの作品に絵本『よんひゃくまんさいのびわこさん』があります。
LINEスタンプも登場
また、『ヤービと氷獣』の刊行を祝して、ヤービたちのLINEスタンプも発売されます。作品の印象的なセリフや日常的な挨拶をデザインした全40種類のスタンプは、ファン必見です。
まとめ
梨木香歩さんの情熱と自然への想いが詰まった『ヤービと氷獣』は、ファンタジー作品ファンや子供たちにとって楽しみな一作となるでしょう。ぜひ発売日を指折り数えて待ちたいですね。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!