エンジニアリングマネジャー入門がITエンジニア本大賞2025に選出
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の書籍『エンジニアリングが好きな私たちのためのエンジニアリングマネジャー入門』が、「ITエンジニア本大賞2025」のビジネス書部門に選ばれました。この賞は、ITエンジニアたちが投票し、彼らにとって有益な技術書やビジネス書を選出するイベントで、今年で12回目となります。
ITエンジニア本大賞とは
ITエンジニア本大賞は、業界内で著名な技術書が選ばれる場。初回開催は2014年で、毎年多くのエンジニアが自らの経験から役立ったと感じた書籍を推薦します。このイベントは、Web投票を通じて選ばれた書籍に対し、著者や編集者がプレゼンを行う形式で進行し、結果が発表されます。
書籍詳細
本書の著者であるサラ・ドラスナーと訳者の岩瀬義昌が手がけたこの作品は、エンジニアからマネジャーへと転身を考えるエンジニアたちへ送る指南書です。タイトルは、『エンジニアリングが好きな私たちのためのエンジニアリングマネジャー入門』。2024年7月14日発売予定で、価格は2,640円(税込)、264ページの内容で構成されています。ISBNは9784800592415です。
書籍内容
本書の主なテーマは、エンジニアリングを愛する者がエンジニアリングマネジャーになる道のりです。エンジニアたちは、「チームをサポートしたい」という情熱からマネジメントの役割を担うことになります。しかし、そこで何が求められるかというと、従来のコード中心の思考から、人を管理するという新たな観点へとシフトが求められます。これが初めての経験であれば、戸惑うことも少なくありません。
エンジニアリングマネジメントの特性は、単にプロジェクトを円滑に進めるための技術的な知識だけではなく、チーム内の個々の人間関係、コミュニケーション、価値観の違いといった、より複雑で多面的な要素が絡み合っています。書中では、Googleのマネジャーである著者が、エンジニアリングマネジメントにおける具体的な挑戦を取り上げ、それに対する考え方やアプローチを解説。特に「人」と「関係性」に焦点をあて、チームが共通の目標に向かって協力するための方法論を提供しています。
また、メンバーの関係性は不安定で、フィードバックループが短いため、すぐに判断ができない場面も多くあります。本書を通じて、エンジニアリングマネジャーに求められるリーダーシップやマネジメントスキルを独自に考察し、自身の行動指針を確立することが重要です。
この書籍は、エンジニアからマネジメント職に挑戦する方々にとって、必読の内容。特に、どのようにメンバーと協力して目標を達成するのか、またそれに向けてどのように自分を成長させていくのかについて具体的な指針を示してくれます。
書籍購入方法
本書はAmazonや楽天ブックスで購入可能です。
この機会に、エンジニアリングマネジメントの新たな知識を深め、自身のキャリアに役立ててみてはいかがでしょうか。