恐怖の本大賞2025
2025-07-01 10:50:45

図書館員が選んだ恐怖の本「こわいほん大賞2025」の結果発表

図書館員が選んだ恐怖の本「こわいほん大賞2025」の結果発表



日本出版販売株式会社が主催する「こわいほん大賞2025」の結果が、2025年7月1日に発表されました。これは、全国の図書館関係者が「最もこわい」と感じた本を選ぶ企画で、今年で2回目の開催となります。昨年の初開催に引き続き、恐怖をテーマにした本が、多くの図書館員から選ばれたことに大きな注目が寄せられています。

開催概要


「こわいほん大賞」では、選書センターのコンシェルジュが選出したノミネート作品から、全国の図書館関係者501名が投票を行い、大賞が決まります。
  • - ノミネート図書:72冊の“こわい本”が、選書センターによって選別され、4つのカテゴリー「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」に分かれています。
  • - 投票方法:参加者は、ノミネート図書から最大3冊ずつ投票することができます。
  • - 投票期間:2025年5月7日から6月13日までです。

今開催も多くの図書館員から、多彩なジャンルの本に対する注目が集まりました。すでに多くのリクエストが寄せられていることで、本の人気は確実に高まっています。

投票結果と大賞発表



ぞわぞわ部門大賞


  • - 受賞作:『人間椅子』著者:江戸川乱歩/絵:ホノジロトヲジ
立東舎の江戸川乱歩作品『人間椅子』がぞわぞわ部門の大賞に輝きました。編集担当者は、この作品が古典であるにも関わらず、イラストが持つ美しさと文章の相乗効果に触れ、さまざまな“ぞわぞわ”を体感してほしいとコメントしています。

ひやひや部門大賞


  • - 受賞作:『注文の多い料理店』原作:宮沢賢治/絵:スズキコージ
三起商行から出版されたこの作品は、30年以上前に刊行されたにも関わらず、今尚その面白さが受け入れられ、定番に。小学校の司書からも長年のトラウマともされる作品です。

びくっ部門大賞


  • - 受賞作:『こっちをみてる。』作:となりそうしち/絵:伊藤潤二
この作品は、ホラー漫画界の巨匠・伊藤潤二の絵が描かれ、伊藤ファンにとっても堪らない一冊となっています。図書館員たちからは、幼い読者にも響く“『怖ぇ』”という素直な反応が寄せられました。

どろどろ部門大賞


  • - 受賞作:『二人一組になってください』著者:木爾チレン
この作品は、デスゲームをテーマにした物語で、読者の心に深く響くものがあるとされています。SNSを通じてリクエストが多く、子供たちからの支持を受けています。

日販図書館選書センターについて


日販図書館選書センターは、688冊を取り揃えたかなりの規模の図書館で、小中学校向けの児童書を中心に、新しい本との出会いを提供しています。専門知識を持つコンシェルジュが在籍しており、来場者は希望に応じた選書サポートを受けることができます。これからも図書館の充実を目指し、選書の支援を続けていくことでしょう。


詳しい情報は、公式サイトからご覧ください:https://sensho-c.jp/


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