沖縄戦の慰霊塔写真提供プロジェクト
沖縄タイムス社は、戦後80年という節目の年を迎え、46都道府県に建立された「沖縄戦の戦没者慰霊塔」の撮影された最新写真を435枚公開することを発表しました。この取り組みは、法人や企業向けに有償で提供され、閲覧や使用申請がスムーズに行えるオンラインプラットフォーム「EPiTaS(エピタス)」を通じて利用できます。
沖縄戦の戦没者を追悼する目的
北海道の「北霊碑」には沖縄戦の戦没者10850柱、南方諸地域戦没者30000柱が合祀され、また富山県の「立山の塔」には沖縄戦戦没者872柱、南方諸地域戦没者14000柱が供養されています。これらの慰霊塔は、戦没者を追悼するだけでなく、幅広い地域でさまざまな戦没者を含む重要な存在となっています。
全46都道府県の慰霊塔には各県において4~10枚の写真が掲載されており、沖縄はもちろん、全国の慰霊の場を通じて平和を語り継ぐ文化を改めて見つめ直す機会を提供します。管理・清掃が行き届いた環境の下で、プロカメラマンによって工夫を凝らした構図で撮影されたこれらの写真は、歴史を伝える貴重な資源となることでしょう。
許可取得の重要性
これらの慰霊塔の写真を利用する際には、各都道府県や遺族会といった管理団体からの許可を事前に取得する必要があります。この点を遵守し、適切に利用することで資料としての価値を高めることができます。
沖縄の魅力を訪れるために
沖縄タイムス社は1948年に創刊以来、沖縄の歴史や文化、風土に寄り添い報道してきました。最近では、デジタル技術の進展により、長年保管されていた写真のデジタルデータ化も進んでおり、戦没者慰霊塔の写真だけでなく、沖縄ならではの動植物、グルメ、観光地の魅力を伝える写真や、歴史的な出来事を記録した写真も提供しています。
これからも沖縄の多様な魅力を反映した素材が増える予定で、見逃せない情報や写真が蓄積されていくでしょう。興味のある方はぜひ、自身が関心を持つ資料にアクセスしてみてください。
お問い合わせ先
沖縄タイムス社は、法人や企業向けの写真二次利用提供サービスについても展開しています。特に、歴史や文化に関する写真は沖縄の特有な側面を感じることができるものとして、多くの人々に利用されることが期待されます。興味がある方は、以下の連絡先までぜひお問い合わせください。
- - 電話: 098-867-1121
- - メール: reprint@okinawatimes.co.jp
温かな沖縄の青空の下、これまで語り継がれてきた歴史や風景を写真を通じて感じ、平和の大切さを再認識するきっかけとしていただければ嬉しい限りです。