衝撃の新刊ミステリー漫画『仮門消えた少女』が8月12日発売

新刊ミステリー漫画『仮門消えた少女―10年目の真実』が待望の発売

株式会社KADOKAWAは、2025年8月12日（火）に電子書籍「仮門消えた少女―10年目の真実」を発売します。この作品は、WEBニュースサイト・ウォーカープラスで連載され、多くの読者の心をつかんだミステリー漫画です。著者は、ホラー漫画家として名を馳せる鳩ヶ森さんで、彼女の初のミステリー作品となります。これまでも「第2回朝日ホラーコミック大賞」で大賞を受賞した実績を持つ作家が手掛けた本作は、期待以上の内容が詰まっています。

物語の概要

物語は、ある夜に起こった悲劇から始まります。母親が携帯電話に気を取られたほんの数分の間に、幼い娘が忽然と姿を消したのです。数分の失態が引き起こしたその事件は、母親にとって永遠の悔恨の源。10年後、突然現れたタイムカプセルが母親の運命を再び動かします。このカプセルが取り持つ母娘の過去と、失踪の真相を探る旅は、意外な方向に進展していきます。

深まる謎と伏線

この作品の魅力は、ただの失踪事件から始まるストーリーに留まりません。著者が描く「日常に潜む狂気」というテーマは、物語全体に根付いており、どこか不気味な感覚を漂わせます。また、失踪事件だけでなく、夫婦愛や友情、恋愛といった人間関係の複雑さも描かれ、作品に深みを加えています。親子だけでなく、さまざまな愛の形が浮き彫りになっていくのです。

作品の構成

本作は全14話で構成されており、1話ごとに新たな展開が訪れるため、読者を飽きさせません。各話はそれぞれテーマを持ち、1話「消失」から6話「追憶」まで続くストーリーがどのように展開されるのか。特に「真相編」では多くの伏線が回収され、衝撃の結末が待ち受けています。これにより、終始緊張感が漂い、読者はページをめくる手が止まらなくなるでしょう。

著者の思い

鳩ヶ森さんは、自身の作品について「神隠しというテーマをオカルト好きに向けて描いてみたい」と語り、pixivから始まったこのプロジェクトに感謝の意を表明しています。過酷な制作期間を経て、読後感を爽やかに保つことを心掛けたとのこと。実際に読者から寄せられた温かいコメントが、彼女の作品への原動力となり、より良いものを作り上げる力となったようです。