短編映画『そわか』
2025-12-09 09:34:28

短編映画『そわかの君(仮)』が描く記憶と祈り 新たな支援の手を募集中

短編映画『そわかの君(仮)』が描く記憶と祈り



冬の美しい北海道を舞台に、短編映画『そわかの君(仮)』が新たな制作段階に入っています。この映画は、フランス文学の巨星ヴィクトル・ユゴーの詩にインスパイアされ、夏の撮影パートを終え、現在は冬の撮影と編集に向けた支援を求めています。

映画のテーマとあらすじ


本作は、「人は、記憶とどう向き合うのか」をテーマにしています。若い男女が雪の中を歩く姿を通し、彼らの会話が人間の記憶と向き合う瞬間を描写します。物語は、彼女が彼を「終わりと始まりの場所」へ導くところから始まり、やがて現実と幻想が溶け合っていきます。
ときが流れ、年を重ねた彼はかつての記憶と向き合う旅に出ることで、過去との約束が蘇ってくる様子がリアルに再現されます。

制作の背景と意義


『そわかの君(仮)』は、北海道の自然環境と地域の文化を核にした国際共同制作です。東京とロサンゼルスを拠点とする製作会社Mt. MELVILが中心となり、企業の出資に依存せず、アーティストと地域の協働により作り出されています。この映画を通じて、風景が語る物語を次世代に引き継いでいくことを目指しています。
また、映像の背景には安藤忠雄氏設計の札幌・真駒内滝野霊園「頭大仏」があり、この神秘的な場所に立つことで、多くの人が心を癒される瞬間を記録することになります。

監督の思い


本作の監督を務めるヴィクター・ボカード氏は、初めて頭大仏の前に立った瞬間、静寂が心を満たす感覚を得たと語ります。彼は幼少期の思い出とユゴーの詩が結びつき、人が自然と向き合う瞬間に共通する静けさがあることを強調しています。北海道の厳かで美しい環境が、彼の考える普遍的な感情を映し出す舞台として適していると感じています。

主要スタッフとキャスト


この映画には、様々な才能が結集しています。主役を務めるのは、テレビドラマ「全裸監督2」や「クロサギ」に出演した木村文さん。彼女の存在が作品に深みを与えています。また、撮影監督にはカナダ出身のエルワン・クロアレク氏が参加し、自然光を活かした美しい映像を提供します。音楽は、フランスと日本のルーツを持つセイジ・チャンポリオン氏が手掛け、物語にさらなる息吹を吹き込むでしょう。

制作支援のお願い


現在、製作陣は300万円の冬パート撮影および編集費用の支援を求めています。この映画は、ただの商業作品ではなく、地域の文化遺産の一部として未来に託したいという思いが込められています。北海道の冬の美しさ、そこに生きる人々の記憶を、より多くの人に伝えるための協力を呼びかけています。

今後の制作スケジュール


2026年1月には冬パートの撮影が予定されており、春から夏にかけて編集作業が行われます。映画祭への出展は2026年夏以降を予定し、2027年にはオンラインでの公開も計画されています。

この短編映画『そわかの君(仮)』の製作にご賛同いただける方は、Mt. MELVILの公式サイトを通じてお問合せいただき、ご支援をお願い申し上げます。


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