水見はがねのデビュー作『朝からブルマンの男』が話題に
著者・水見はがね氏のデビュー短編集『朝からブルマンの男』が、東京創元社から発売され、注目を集めています。2023年に第1回創元ミステリ短編賞を受賞した本作は、その内容と魅力が多くの読者に支持され続けています。
デビューの経緯と受賞作
水見さんは、彼女のデビュー作である本書によって、短編賞を受賞する運びとなりました。同時受賞には、小倉千明さんが『嘘つきたちへ』で選ばれており、二人の作品は高く評価されています。選評では、「解決には意外性があり、読み終えた後には心地よい余韻が残る」など、多くの賞賛の声が寄せられました。特に大倉崇裕氏や辻堂ゆめ氏、そして米澤穂信氏の皆さんが、謎解きの面白さと物語の魅力を高く評価しています。
王様のブランチでの取り上げ
本作は、公開後の6月27日に発売を迎えた後、7月5日放送の「王様のブランチ」(TBSテレビ)で取り上げられ、一躍話題に。さらに、7月19日にはミステリ特集の中でも再度紹介され、話題が再燃しました。このようにメディアに取り上げられることで、作品の知名度が急上昇し、多くの人々への関心を呼び込んでいます。
書店やメディアの反響
また、読売新聞でも書評が掲載された7月13日以降、他の雑誌や小説誌でもインタビューが予定されています。これからも、多くのメディアに登場することが期待されており、彼女を応援するファンも増えていくことでしょう。期待の新人作家としての活躍が見逃せない作品となっています。
収録された短編の世界
『朝からブルマンの男』には、全五編の短編が収められています。タイトルになっている「朝からブルマンの男」では、2,000円の高級コーヒーを飲む男の謎が展開され、読者の興味を惹きつけます。また、別の短編では、受験の会場に同時に到着する友人たちの不思議な体験が描かれたり、郷土料理を通した家族の秘密も描かれています。
これらの短編を通じて、水見さんはミステリーの醍醐味を存分に味わわせてくれます。それぞれの謎が巧妙に絡み合い、読者はページをめくる手が止まらなくなるはずです。水見はがね氏の期待のデビュー作に、ぜひご注目ください。
書誌情報
- - 書名: 朝からブルマンの男
- - 著者: 水見はがね
- - 判型: 四六判仮フランス装
- - ページ数: 272ページ
- - 発売日: 2025年6月27日
- - ISBN: 978-4-488-02028-6
- - カテゴリー: ミステリー
- - 価格: 1,800円(税込)
- - 装画: 嶽まいこ
- - 装幀: 岩郷重力+N.T
この短編集が、多くの人々に愛される作品となることを期待しています。