世界中の子どもに愛される知育アプリ開発者が手掛ける新著
2025年8月29日に、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから川島慶氏の新刊『自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方』が発売される。この書籍は、世界で300万人以上のユーザーに支持され続ける知育アプリ「Think!Think!」の開発者であり、算数教育の分野で著名な川島氏が、現代の子どもたちに必要な学びの力の育成について詳しく述べている。
学ぶ力の必要性
急激なAI社会の進展により、昔ながらの「良い大学、良い会社」という定義に疑問符がつく時代となった。従来の知識を詰め込む教育方法ではなく、個々が持つ思考力や独自性が求められ、それが現在の不確実な社会での成功の鍵となるだろう。自分の視点から疑問を持つ力、独自の感性を磨く力、そして「こう思う」という意見をしっかり持つことが重要だというのが川島氏の考えである。
学ぶ力を伸ばす3つの視点
本書では、子どもたちが自ら学ぶ力を自然に引き出すために必要な視点が紹介されている。以下の3つのポイントが強調されている:
1.
子どもはもともと素晴らしい力を秘めている - 子ども自身の可能性を信じること。
2.
親ができることは「縁づくり」のサポート - 環境や経験の提供がカギ。
3.
うばってしまうような言動を減らす - 子どもの主体性を尊重し、自由な発想を促すことが大切だ。
川島氏は、無理に暗記を強いる教育ではなく、子どもたち自身が「考えることの楽しさ」を体感することが、学ぶ力を著しく引き上げると説く。「考える力」は、努力やプレッシャーによるものではなく、子ども自身の自然な好奇心の中から引き出されるべきであると、彼は日々の教育現場での経験を基に強調する。
著者の背景と実績
川島慶氏は1985年に神奈川県で生まれ、東京大学大学院を修了後、教育界でのキャリアを積んできた。彼は教育ライターとしての顔を持つかたわら、アジア各国の公立校や国内の児童養護施設での学習支援活動にも取り組んできた。2014年には、自身が設立した株式会社花まるラボを通じて、思考力育成アプリ「シンクシンク」を発表。如果、そのアプリは今や150カ国で300万人以上に利用されており、「Google Play Awards」など数々の賞を受賞。さらに、2020年にはSTEAM教育を基盤とした『ワンダーボックス』を発表し、子どもたちに知的な好奇心を喚起するミッションを掲げている。
書籍購入方法
【書籍情報】
- - タイトル:自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方
- - 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- - 発売日:2025年8月29日
- - 仕様:単行本(ソフトカバー)216ページ
- - ISBN:978-47993-3195-8
本書は、アマゾンや楽天ブックスで購入することができる。詳細については、各リンクからご確認いただきたい。教育的アプローチの新たな視点を学べる本書は、子育て中の親や教育関係者にとって必読の一冊と言えるだろう。