大阪・関西万博で楽しむ、東北の魅力満載のイマーシブ体験

大阪・関西万博で開催された「東北四季の彩り＆東北絆まつり」

2025年6月13日から15日の3日間、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」会場で行われた「東北四季の彩り＆東北絆まつり」。このイベントでは、来場者に東北の魅力を存分に伝えるために設置された「東北トリップゾーン」内に、大型ドーム型の映像体験シアター「東北トリップシアター」が設けられました。

没入体験を提供した360Realの映像ソリューション

このシアターでは、360Real株式会社が開発した360度映像ソリューション「Villusion360」が使用され、本格的な没入感を実現しました。約7分の映像作品では、四季折々の美しい自然や食文化、イベントの様子をダイナミックに表現。毎15分の入替制で、約30名を一度に受け入れることができ、合計で約54,000人もの来場者がこの体験を楽しみました。

「Villusion360」の性能

「Villusion360」は、特筆すべきはその柔軟な設計と高い投影能力です。1台のプロジェクターで、最大5面にわたる映像投影が行えるこの技術は、最大20000ルーメンの光出力を持ち、天吊りや床置きと様々な設置方法に対応。平置きに設置したプロジェクターは、180度以上もの広い視野に映像を展開し、来場者はまさに東北の風景に包まれているかのような感覚を味わうことができるのです。

東北トリップシアターの魅力

「東北トリップシアター」は、大型の半球型ドームシアターであり、四季折々の東北の魅力を余すところなく映し出します。観覧無料ですが、万博への入場券が必要となります。映像館内は、東北の美しい風景や文化で構成され、訪れる人々を魅了しました。何より、約7分のショーを通じて、座ったまま映像を見上げることで、まるで実際にその場にいるかのような没入感を体験できたことが高い評価を得ました。

360Realの空間演出の理念

360Realは、単なる機材の提供ではなく、体験そのものの価値を重視した空間演出を行っています。「ものよりコト」、すなわち物質よりも体験を大切にするというコンセプトを掲げ、各種イベントや観光地などに対して次世代の体験を設計しています。

「Villusion360」や他の関連技術を通し、訪れる人々に新たな視覚的な体験を提供し続ける同社。あらゆるビジネスや用途に対応できる柔軟性あるサービスを展開し、これからの空間演出の未来を形作っていくことでしょう。