尺八の魅力を広げ続ける藤原道山、25周年の祭典を開催！

藤原道山、25周年を迎える尺八演奏家の新たな挑戦

尺八演奏家の藤原道山氏が、デビュー25周年を迎えるにあたり、様々な特別企画を発表しました。2000年にCDデビューした道山氏は、尺八の新しい魅力を探求し続けており、邦楽に留まらず多岐にわたるジャンルで活躍し続けています。これからの活動に対する期待感が高まる中、2025年にはその集大成とも言える5つの特別なイベントが控えています。

25周年記念コンサート「秘花-ヒスレバハナ-」第一弾

まず、デビュー25周年記念企画の第一弾として、東京の紀尾井小ホールにて「邦楽」コンサートが開催される予定です。コンサートの日程は2025年2月14日（金）の19時からで、テーマは「月」。道山氏の共演者たちと共に奏でられる、本曲および地歌の三作品で構成される予定です。この企画は、日本の文化や伝統が詰まったコンテンツであり、ファンにはたまらない一夜になることでしょう。

「邂」ツアーで全国を巡る

続いて、25周年を締めくくる形で開催されるのが、全国ツアー「藤原道山 25th Anniversary Concert『邂』（かい）」です。2025年3月29日（土）に佐賀県立美術館ホールでの公演を皮切りに、全国各地を巡る計画が進行中です。このツアーでは尺八とピアノのみの編成で行われ、アコースティックな響きを損なうことなく、道山氏の音楽の真髄を楽しむことができます。興味深いのは、ツアーの開始と同時に発売される記念アルバム「邂 Kai」です。アルバムには、尺八とピアノのデュオによる新作や未発表曲、リアレンジ作品など、計25曲が収められています。これは聴く人々にとって新しい音楽体験となることでしょう。

公演日程と概要

- 佐賀公演: 2025年3月29日（土）14:00開演 / 佐賀県立美術館ホール
- 福岡・北九州公演: 2025年3月30日（日）15:00開演 / 北九州市立戸畑市民会館
- 北海道・札幌公演: 2025年5月10日（土）13:30開演 / 札幌コンサートホール Kitara小ホール
- その他の公演も続々と発表予定です。

藤原道山プロフィール

藤原道山氏は、10歳の頃から尺八に親しむ中で、初代山本邦山に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業後、同大学院でも学びました。在学中に皇居にて演奏を行い、その後も数々の受賞歴を持っています。道山氏は、伝統音楽の演奏活動だけでなく、様々なジャンルのミュージシャンとのコラボレーションや、映画や舞台への参加も行っており、音楽の幅広い魅力を発信してきました。さらには、後進の育成や教育活動にも力を入れ、次世代に尺八の文化を継承する努力も続けています。