続編『世界の土偶を読む』
2025-06-12 11:20:44

サントリー学芸賞受賞作の続編『世界の土偶を読む』が登場

サントリー学芸賞受賞の続編が登場!


新たに発表された本書『世界の土偶を読む――コスチェンキの精霊はなぜ30000年前のユーラシアの森で捕縛されたのか?』は、2025年6月12日、晶文社から刊行される。この書は、人類の過去と神秘に迫る重要な内容に仕上がっている。著者は人類学者の竹倉史人氏で、初版『土偶を読む』がサントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞したことで、その内容の重みは増している。

「土偶」から「世界の土偶」へ


前作では「土偶が植物を象った精霊像である」という新たな解読が試みられ、読者の期待を裏切ることのない情報を提供した。しかし、依然として数多くの謎が残る中、今回はその視点をグローバルに広げ、世界中の土偶の正体を明らかにする。

本書は、1万2000年前の新石器時代のフィギュアから、3万年前の旧石器時代のフィギュアに至るまで幅広くカバーし、人類史における未解決の難問に挑む。

内容が明らかにする「人類史上の大発見」


本書の魅力はその内容にある。章ごとに細かく分かれ、新石器時代や旧石器時代に焦点を当てた解読方法が採用されている。また、巻頭には目を引くカラーページも掲載され、視覚的にも楽しませている。

著者の竹倉氏は、独立研究者としてさまざまな神話や儀礼について探求し続けている。彼の新たな視点から語られる「土偶」は、ただの考古学的遺物としてだけでなく、人類の精神文化を語る重要な存在として理解される。人々の生活や信仰が反映されている土偶の背後には、どのような歴史があるのかを解き明かす旅へと読者を誘う。

目次からも読み取れる多様なテーマ


本書は、はじめにから序章、各章、さらに付録に至るまで、非常に充実した内容になっている。特に序章では神話をたどって人類史を探る旅が描かれ、続く各章では植物やアニミズム、さらには土偶解読の方法論が具体的に解説されている。付録では、縄文時代の注目すべき土偶や、土偶研究の日本における歴史と未来の展望が示され、研究者や愛好家にとっても興味深い著作となっている。

著者について


竹倉氏は、日本の土偶研究の第一人者とも言える存在で、その研究は国内外で高く評価されている。彼の著作には『土偶を読む』の他に、土偶に関する図鑑や、輪廻転生に関する書籍もあり、さまざまなテーマに精通している。

発行情報


『世界の土偶を読む』は、定価2420円(税込)、530ページの上製本で、ISBNは978-4-7949-7450-1。刊行日は2025年6月12日で、興味のある方は早めのチェックをお勧めしたい。興味深くも神秘的な土偶の世界へ飛び込む準備を整え、著者の研究の成果をぜひ味わってほしい。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 土偶 竹倉史人 晶文社

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。