女袴が切り拓く女性の自由とその歴史
2026年1月14日、株式会社河出書房新社から中川春香編著の新刊『はいからモダン袴スタイル』が発売されます。今作では、明治・大正・昭和を通じて女性たちが闊歩する自由をもたらした画期的なファッション「女袴」に焦点を当て、その魅力と歴史を徹底的に深掘りしています。特に、学び舎である女学校や、職業婦人、さらにはタカラジェンヌの袴姿を通じて、当時の女性たちがどのように時代を生き抜いていたのかを紐解いていきます。
女袴の変遷とその影響
女袴の発展は、明治時代にまで遡ります。当初、東京女子師範学校(現・お茶ノ水女子大学)で許可されていた男袴は、メディアから厳しい批判を受けていましたが、洋装の義務化を経て、ついに女性たちが袴を愛用する時代が到来しました。この変遷を通じて、女袴が女性の自由な行動を可能にした重要なファッションであることが明らかになります。
女学生の活躍と笑顔
女袴が普及することで、女学生たちは様々なアクティビティに励むことができます。体操やダンス、運動会など、彼女たちの活気あふれる写真が多数収録されており、その笑顔が当時の社会における新たな風潮を象徴しています。活躍する女学生の姿は、当時の時代背景とともに、女性たちの自立を促進させる力となりました。
働く女性たちの勇姿
女袴は女学生だけでなく、働く女性たちにとっても大切な服装でした。彼女たちが工員や教師、医者、商社で奮闘する様子は、世間が抱いていた偏見にもかかわらず、生き生きとした姿を見せています。それらの歴史を辿ることで、働く女性たちが直面した苦難や成功をも体感できる内容となっています。
芸術と女袴
さらに、画家たちが描いた女袴姿の少女たちの姿も見所です。竹久夢二や高畠華宵、蕗谷虹児の作品を通じて、女性たちの袴スタイルがいかに美的表現として受け入れられたのかが浮き彫りになります。特に、大正時代にはモダンな袴のスタイルが流行し、ファッションとしての魅力がさらに高まっていきました。
樟蔭学園の袴の伝統
大阪にある樟蔭学園では、長い歴史をもつ袴が今でも大切に管理されています。1917年に設立され、「東洋一の女学校」と称された樟蔭高等女学校の袴の魅力と、その伝統が現代に引き継がれている様子を特集しています。
タカラジェンヌと袴の魅力
さらに、元タカラジェンヌである天真みちるさんのインタビューも掲載。彼女の手元にある宝塚音楽学校の黒紋付と緑袴にまつわるエピソードや、タカラジェンヌの衣装に関する裏話を通じ、袴が持つ特別な意味を深堀りしています。
展覧会の開催
この新刊に伴い、2026年1月3日から3月29日まで弥生美術館にて「はいからモダン袴スタイル―「女袴」の近現代―」展が開催されることも注目。女性たちが自由な活動を可能にした袴の歴史を楽しむ絶好の機会となります。
新刊『はいからモダン袴スタイル』は、税込定価2,200円で、160ページのボリュームであなたのもとに届けられます。袴の持つ深い意味を知る絶好のアイテムとなることは間違いありません。どうぞご期待ください!