心を動かす児童書が登場
大阪を拠点に活動する株式会社新興出版社啓林館が、子供たちの将来について悩む心に寄り添う新しい児童書『仕事をめぐる愛と冒険』を出版しました。本書は文研出版の名で展開され、全国の書店で手に入れることができます。
物語のあらすじ
本書は、「仕事」というテーマを軸に、たんぽぽ、独歩、吹雪の三人のキャラクターがそれぞれの視点から物語を進行させます。彼らは仕事の楽しさ、大切さ、時には苦しさをも描き出しています。子供たちにとって、仕事とは一体何なのか、一緒に考えながら彼らの冒険に出発しましょう。
「なぜ人は働くのか」「何のために仕事をするのか」といった素朴な疑問に対する答えを見つけていく旅を、物語を通じて体験することができるのです。家族のため、自分の夢のため、お金のため、そして幸せのために…。さまざまな理由を持つキャラクターたちが、読者に新たな視点を提供してくれます。
また、巻末には「働くってどういうこと?」というテーマで解説付録も用意されており、子供たちの疑問に直接応えます。将来に不安を感じている子供たちにとって、こうした内容は特に貴重です。社会で自立することに対して、前向きな気持ちを持ってもらいたいという本書の企画意図が感じられます。
著者について
本書を手掛けた小手鞠るいは、1956年に岡山県に生まれ、長い間海外での生活を経て、現在はニューヨーク州で創作活動を行っています。彼女は詩や小説といった分野での執筆活動を続けながら、児童文学の執筆にも力を注いでいます。趣味には登山、ランニング、庭仕事、お菓子作りなどがあり、多趣味な一面がうかがえます。
一方、イラストを担当したのは大阪在住の画家、ゆうこ。彼女は装画を中心に多様なジャンルでの作品を手がけ、日々新しい発見を楽しんでいます。猫を2匹飼っている彼女もまた、仕事を通じての冒険や楽しさを描くことに情熱を燃やしています。
商品の詳細情報
『仕事をめぐる愛と冒険』は、文研ステップノベルシリーズの一環としてリリースされました。対象は小学校高学年以上で、本体価格は1650円(本体1500円+税)となっています。ISBNは978-4-580-82693-9で、詳細な情報は公式サイトから確認できます。
本書は、将来に対するさまざまな不安を抱える子供たちに、愛と冒険の物語を通じて、前向きな気持ちを抱かせてくれることでしょう。旅を共にしながら、自分自身の価値と向き合い、素晴らしい未来への一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。