映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』とアフタートークの魅力
2025年2月14日から20日まで、ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原で特別上映される映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』。この映画の上映に併せて、2月16日(日)にはアフタートークも予定されています。本記事では、この映画の見どころやアフタートークの内容について詳しくお伝えします。
アフタートークの詳細
アフタートークには、主演の
東ちづるさんと
齊藤雄基監督が登壇し、映画製作にまつわる裏話や制作中のエピソードなどを語ります。映画上映後に25分間の時間が設けられ、手話通訳もついているため、多くの方が参加しやすい優しい配慮がなされています。今回は、視覚障害者向けのデジタルパンフレットも用意されており、すべての観客に映画の魅力を届ける工夫がされています。
- - 開催日時: 2025年2月16日(日) 13:00 ~ 25分間のアフタートーク
- - 会場: ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原
- - チケット料金: 1,500円(パンフレット付、障害者手帳提示不要)
映画の魅力
映画『まぜこぜ一座殺人事件』は、主演の東ちづるさんが座長を務める「まぜこぜ一座」が中心となって展開されます。この作品には、義足や車椅子ユーザー、全盲、ダウン症やトランスジェンダーなど、多様な特性を持つパフォーマーたちが出演。彼らのリアルで生き生きとした表現が見どころです。
物語は殺人事件を起点に展開し、マイノリティパフォーマーたちの本音や疑問、さらには笑いが融合した、まさにエンターテインメントそのもの。見せかけのヒューマニズムを超え、生きる喜びや痛みを540度の角度から捉えたストーリーが繰り広げられます。ドラァグクイーンであり脚本家のエスムラルダさんが手がける脚本は、時に辛口で、時に笑いを誘う内容となっています。
東ちづるの想い
映画に出演する東ちづるさんは、「こびと」が放送自粛用語になる理由など、普段はあまり語られないマイノリティの悩みを描くことに挑戦。30年以上の活動を通じ、「ナゼ?」という疑問に向き合い、オープンにしていくことを目指していると語っています。彼女の言葉には、自由な表現を通じて感じた、芸術の力が込められています。
齊藤雄基監督の挑戦
齊藤雄基監督にとって、今回の映画は長編デビュー作となります。これまでCMやMVなど多岐にわたるジャンルで活躍してきた彼が、初めての長編映画として取り組んだ本作。作品には、制作に込められた意図や、多様なキャストやスタッフの力が集約されており、多くの人に観てもらいたいと語っています。
まとめ
映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』は、ただのエンターテインメントではなく、私たちが普段目を背けがちな真実を、笑いと共に届けてくれる作品。アフタートークでは、その制作秘話やキャストの想いを直接聞ける貴重な機会となります。この特別な体験を通じて、多様性や理解の大切さを再認識する素晴らしい時間になること間違いなしです。観客として、ぜひ一緒に楽しんでいきましょう!