DJ KOOとDJ HANGERが教えるダンスミュージックの魅力とは？

DJ KOOとDJ HANGERによる特別講義

大阪芸術大学で行われた特別講義「DJ活動45周年スペシャル!!〜DJによるダンスミュージックの軌跡をたどる〜」が話題を呼んでいます。この日は、演奏学科ポピュラー音楽コースの客員教授であるDJ KOO先生と、世界的なスクラッチの大会で有名なDJ HANGERさんが登壇し、ダンスミュージックの魅力を若い音楽ファンたちに伝えました。

講義の内容と雰囲気

講義は7月3日、大阪芸術大学の14号館ホールで開催され、DJ KOO先生は自身の経歴を踏まえてダンスミュージックの歴史について詳しく語った後、実際のDJプレイを披露しました。特に、学生たちの積極的な反応には注目が集まり、笑顔や歓声が会場を包み込みました。DJ KOO先生は「みんなで楽しんで学ぼう」と挨拶した後、EDM系のダンスミュージックを流し、学生たちのテンションを一気に引き上げます。

「温まってきた？ちゃんと講義を進めるから楽しんでいこう」と意気込むDJ KOO先生にとって、この講義は過去45年間のDJ活動を振り返る重要な機会でした。初めてディスコに行きDJを目の前にした高校時代の思い出や、1980年代のダンスミュージックシーンの変遷など、体験談を交えながらその魅力を語ります。

音楽の歴史を学ぶ

DJ KOO先生は、サンプラーを使って有名な楽曲をアレンジしながら、楽曲の重要性について学生たちに伝えました。YMOやアース・ウィンド・アンド・ファイアーといったアーティストたちがいかにしてダンスミュージックに影響を与えたのかを、実際の音を交えながら解説する姿は、まるでライブパフォーマンスのようでした。

その後、ゲスト講師のDJ HANGERさんが登場し、彼の華麗なスクラッチ技術を学生たちの前で披露しました。DJ HANGERさんは、「15歳頃からスクラッチを始め、毎日10時間以上練習していた」とその背景を話し、学生たちに刺激を与えました。

DJプレイによるエンターテインメント

DJ KOO先生とDJ HANGERさんによるDJセッションでは、現在の人気曲が流れ、学生たちが一緒に踊る光景が見られました。DJ KOO先生は「毎日の練習を信じて、挑戦を続けてください」とメッセージを送り、熱気と感動の中で講義を締めくくりました。彼のラップパートやDJ HANGERのスクラッチは、観客たちの心を掴むのに十分なものでした。

学生たちの反応

講義後、多くの学生がDJ KOO先生に感謝の意を表し、「彼は本当にすごい」と口々に評価。その熱意は、音楽への愛情が感じられる瞬間でした。DJ KOO先生は「新しい挑戦は理解されないこともありますが、目標を持つことが大切」と学生たちにメッセージし、エンターテインメントの世界の厳しさも伝えました。

DJ KOOとDJ HANGERの特別講義は、学生たちにとって音楽の楽しさやその可能性を再確認させる貴重な時間となりました。音楽の力を信じて、自らの道を切り拓く姿勢を持ち続けてほしいと思います。