坂本雄次さんと節子さんの愛の物語
2024年12月25日、株式会社主婦の友社から坂本雄次さんの新著『天国ゆきのラブレター』が発売されます。この書籍は、坂本さんと彼の妻・節子さんとの39年にわたる心温まる手紙のやり取りを基にしたもので、夫婦愛を深く考察する内容となっています。この出版を記念したトークショーが、2025年1月29日、目黒のオフィスで開催されました。
ゲストには、坂本さんと親しい徳光和夫さんと、森三中の大島美幸さんが登場。トークショーは、坂本夫婦の61年にわたる愛のストーリーをテーマに進行し、感動的で深い内容が展開されました。
夫婦愛の秘訣
トークの中で、徳光さんは「読後感が素晴らしい。特に60歳以上の方にはバイブルになる本だ」と述べ、坂本夫婦の愛のメッセージや心の交流の重要性を強調しました。大島さんも同様に、坂本夫妻のような深い心の交流があれば、人間関係のいざこざも少なくなるといった意見を述べていました。
坂本さんと節子さんが15歳の時、偶然の出会いから彼らの物語が始まります。中学生だった坂本少年は、担当バスガイドである節子さんに強く惹かれ、以降339通ものラブレターを交わすことになります。徳光さんは、坂本さんのラブレターを読みながら「15歳で女性に惚れることで、こんなにも素晴らしい文章が書けるのか」と感心したそうです。
人間関係の支え合い
坂本さんは、節子さんから多くのことを学びました。「サポートとは何か」というテーマで、節子さんが彼に教えたサポートの意義について語ります。坂本さん自身がマラソントレーナーとして多くの選手をサポートしてきた経験から、支え合いの大切さを痛感し、「社会のあらゆる物事においては、支え合いと慈しむ心が最も重要である」と気づいたと語りました。
トークショーでは、坂本さんの言葉「痛みと向き合うこと」が大島さんに深く心に響いたと語られ、隠れた痛みと向き合わせることで人と向き合う大切さが話題となりました。大島さんは、「人に心を開かない限り、向こうも心を開いてくれない」とも話し、自身を振り返る場面も見受けられました。
ラブレターの妙
トークショーの後半では、「一言ラブレター」という企画が行われ、坂本さん流のラブレターを披露しました。特に徳光さんが「初デートあの日戻り二度惚れし」と幽玄な一句を発表し、場の雰囲気を和やかにしました。大島さんも「イラッとしたりムカついたりするけど、それも愛情です!」と語り、新婚当時のエピソードや家庭内の柔らかいジョークで笑いを誘いました。
こうして坂本さんと節子さん、徳光さんと大島さん、それぞれの夫婦関係が、愛のさまざまな形を持っていることが確認された温かいトークショーとなりました。
坂本氏のプロフィール
坂本雄次さんは、1947年に神奈川県に生まれ、東京電力陸上部の監督を務めたのち、ランニング企画の会社を設立し、マラソンやウルトラマラソンのイベントを形成してきました。彼の捧げた愛のストーリーは、今後も多くの人の感動を呼ぶことでしょう。
以上のように、坂本さんと節子さんの物語は、愛の形と人の繋がりについて教えてくれます。その愛のメッセージは、今もなお多くの人々に響き渡っています。