バンダイナムコ元社長が新会社Creadom8を設立
アニメ業界に新たな風を吹き込むべく、元バンダイナムコピクチャーズ社長の尾崎雅之氏が2024年10月に設立したアニメ会社『Creadom8(クリエイダムエイト)』。この度、2025年8月1日付で東京中野区にある東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)内に移転し、自社制作スタジオを開設することが発表されました。
新たな本社設立の概要
新本社はTCICの14階に位置し、東京都中野区本町2-46-1のサンブライトツインの一角です。東京メトロ丸の内線および都営大江戸線の中野坂上駅から徒歩1分という好立地で、アクセスが非常に便利です。新たなスタジオの開設により、同社は今後制作管理の体制を強化し、安定したアニメ制作を目指すとしています。
今後の事業展開
Creadom8は設立当初より短編アニメやキャラクターの企画・プロデュースに注力してきましたが、自社スタジオの設立を通じてさらなる事業展開を計画しています。具体的には、TVアニメシリーズの制作、ライセンス事業、自社商品の開発、新規事業の設立など多岐にわたる活動を実施する予定です。また、これに伴いスタッフの増員も見込まれ、より多様な人材が集まることで新たなアイデアの創出が期待されています。
ミッション・ビジョン・バリューの設定
今回の移転に際して、Creadom8は新たに「ビジョン」と「バリュー」を制定しました。
- - ミッション: 世界の創造力をつなぎ、エンターテインメントの力で繋ぐ。
- - ビジョン: 誰もが持つクリエイティビティを引き出し、国境を超えた共感を生む。
- - バリュー: 誇りと思いやりを持って、楽しさを届ける。
このように、クリエイティブな表現を重視した企業文化を築くことにより、Creadom8はアニメ業界における重要なプレイヤーとなることを目指しています。社名の“Creadom”は、「create」や「creative」の語源と、接尾語「-dom」を組み合わせた造語であり、その背後には事業の無限の可能性を秘める思いが込められています。
TCICについて
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)は、東京都が設立した創業支援施設で、コンテンツ関連のスタートアップ企業が集まる拠点です。このような環境で多くのクリエイターや関係者との交流が生まれることにより、Creadom8の新しいプロジェクトや事業が加速されることが期待されます。
最後に
Creadom8は、尾崎氏が築いてきた経験とビジョンをもとに、自社のスタジオ設立を通じてアニメ業界に革新をもたらすことを目指しています。これからの動向に要注目です。今後の展開を楽しみに待ちましょう!