第8回アース・スターノベル大賞 選考結果が発表!
2023年10月、株式会社アース・スター エンターテイメントによって実施された第8回アース・スターノベル大賞の結果が発表され、多くの読者やファンの期待が高まっています。この大賞は、アース・スター ノベルが主催するもので、書籍化が確約された作品も多数発表され、今後の出版に大いに期待が寄せられています。
金賞受賞作
「宝石令嬢は帝宮で銀色の夢を見る」
受賞者:宮前葵
金賞に輝いたのは宮前葵による「宝石令嬢は帝宮で銀色の夢を見る」です。物語は、独自の能力を持つ主人公が貴族社会での宝石を巡る事件を解決していく姿を描いています。この作品は、一見シンプルなプロットであるにもかかわらず、読者の予想を裏切る展開と深みのあるキャラクターたちが魅力です。特に、主人公レルジェとパートナーのガーゼルドとのコンビネーションが際立っており、彼らのドキドキするような関係性や貴族社会の複雑さが絶妙に表現されています。物語は短いながらも読み応えがあり、宝石の知識や、主人公の成長が楽しめる作品です。
銀賞受賞作
「ハンドメイド・ジュリは今日も大変賑やかです」
受賞者:斎藤はるき
銀賞には斎藤はるきによる作品「ハンドメイド・ジュリは今日も大変賑やかです」が選ばれました。主人公ジュリが異世界で自身のハンドメイドスキルを駆使して新たな生活を築き上げる物語で、彼女が作るさまざまな雑貨が異世界の人々に「魔法」として評価される様子が描かれています。細やかな製作過程や、明るいトーンで綴られるストーリー展開が、読み手の心をつかみます。
「無自覚なオッドアイ」
受賞者:千椛
同じく銀賞に輝いたのは千椛による「無自覚なオッドアイ」。6歳の少女エミリアがモノづくりに奮闘する姿が描かれ、彼女の周りのキャラクターたちとの軽快な掛け合いが特徴の作品です。特別な能力はないものの、大人たちと協力して商品を作り上げるストーリーは、思いやりに溢れた温かいメッセージが込められています。
奨励賞受賞作
「逢魔の霧」
受賞者:kawa.kei
kawa.keiの「逢魔の霧」は、無限地獄に閉じ込められた主人公が必死に脱出を試みる姿が描かれており、スリリングな展開が非常に魅力的です。繰り返される死に戻りの中での人間性の変化が真に迫って表現されています。
「田舎の中古物件に移住したら、なぜか幼女が住んでいた」
受賞者:k-ing
k-ingの「田舎の中古物件に移住したら、なぜか幼女が住んでいた」は、主人公の新生活と奇妙な出会いが描かれ、コミカルで爽快感のある作品です。
「私、もう興味がありませんのーー虐げられた愛し子は隣国でお店を開く事にしました」
受賞者:柚木ゆきこ
アレクシアの物語は、婚約破棄からの成長を追うサクセスストーリーで、読者の共感を呼ぶ要素が多く、構成の巧みさが光ります。
「朝起きたらダンジョンにいたんだが」
受賞者:sei10
最後に、sei10の作品はダンジョン出現の日を迎えた現実世界を描き、美しい文体でファンタジー要素を取り入れています。
まとめ
今回の受賞結果は、多彩な作品が並ぶ結果となり、各々の物語が持つ魅力はそれぞれ異なりますが、多くの人々に共感し、楽しんでいただける作品であることは間違いありません。アース・スター ノベルによるさらなる重要な瞬間として、全国の書き手たちの新たな挑戦にも期待が高まります。次回の第9回アース・スターノベル大賞も注目していきたいと思います!