新刊『図解入門 臨床で活かせる機能解剖学ナビ』が登場
2025年9月29日、株式会社秀和システム新社から新刊『図解入門 臨床で活かせる機能解剖学ナビ 首[頸椎]の動きとケア』が出版される。本書は首の解剖学に関する知識を網羅し、専門的な内容を難解にせず、一般の方にも理解しやすく解説している。特に、首の健康を意識するすべての人に役立つ情報が詰まっている。
幅広い情報を網羅
本書は、首や頸椎の解剖学的特徴から、関連する疾患、検査方法、さらには効果的なリハビリテーションに至るまで、非常に多岐にわたる情報を体系的に編纂している。医学書としての正確性を保持しつつ、専門知識を持たない読者でもスムーズに理解できるように、平易な言葉遣いで記載されている。
それに加え、豊富なイラストや写真を用いて視覚的な理解を助ける工夫も施されており、直感的に内容を捉えやすくなっている。たとえば、各部位や筋肉の動きがどのように絡んでいるかを示すイラストは、学習の助けになること間違いなしだ。
具体的なトレーニング法も
また、本書では日常生活において首にかかる負担を軽減するための具体的なアドバイスも提供している。簡単にできるストレッチや筋力トレーニングの方法、さらに話題となっている枕の高さの調整方法や選び方についても詳しく解説されている。これにより、首の健康管理に役立てることができるだろう。
超音波画像診断装置の活用
さらに、本書では超音波画像診断装置(エコー)を使用し、若年者と後期高齢者の頸部の筋肉の動きがどのように異なるかを示す画像が多数掲載されている。このデータは、実際の症例から学ぶ上で非常に有益である。
目次に見る充実の内容
本書の目次は以下の通りだ:
- - Chapter 1 頭頸部の解剖学①――骨・関節
- - Chapter 2 頭頸部の解剖学②――神経・血管
- - Chapter 3 頭頸部の解剖学③――骨格筋・筋膜
- - Chapter 4 骨格筋の動態解剖学
- - Chapter 5 頭頸部の代表的な脊椎脊髄疾患
- - Chapter 6 脊椎脊髄疾患と間違えやすい神経内科疾患
- - Chapter 7 神経症候学と各種検査の臨床的意義
- - Chapter 8 リハビリテーション
このように、知識が豊富であるだけでなく、実践的なアドバイスまで幅広くカバーした内容は、まさに医療の現場や一般家庭での健康管理をサポートする一冊と言える。
書籍情報としては、著者は永木和載氏、A5判・208ページで、定価は2640円(税込)。購入はAmazonや楽天ブックスを含む各書籍サイトで可能だ。この新しい図解入りの解剖学書は、医療従事者に限らず、首の健康を気にする人々にとって必携の書となるだろう。