驚愕の短篇ミステリ『暗黒の瞬間』が待望の登場
2026年2月12日、東京創元社より、エリーザ・ホーフェンのデビュー作『暗黒の瞬間』が出版されました。彼女は新進気鋭の作家であり、本作は特に注目されています。この連作短編ミステリは、30年以上も刑事弁護士として華々しいキャリアを築いてきた主人公エーファの物語を中心に展開します。
主人公エーファの内面に迫る
エーファはベルリンを舞台に数多くの事件を手掛けてきましたが、最も印象的なのは11人が被告人となった一大事件です。この事件では、無実の者が1人いるとされるものの、全員が自分の無実を訴えます。エーファは、果たして1人を救うために10人を無罪にすべきか、という究極の選択に直面します。どのようにして法の秩序を守るのか、この難題に彼女が挑む姿が物語の核心となります。
短編ごとの緊張感
本作の短編は、それぞれが独立したストーリーながらも、全体として一つの大きな物語を成しています。特に、ある証言や新たな発見が事件の全貌を一変させる瞬間が描かれ、読む者の心を大きく揺さぶります。「少年兵」という短編は、その衝撃的な展開で読者を呆然とさせ、その後も強烈な印象を残します。
書店員の反応
本書の刊行にあたって、事前に読みを進めた書店員たちからも熱い反響が寄せられています。ある書店員は、「最初の短編を読み始めた瞬間、これはただのミステリではない」と感じたと語ります。エンタメの要素と人間の陰暗さが融合したこの作品は、まさに「読めてよかった」と言わしめるほどのもの。編集部からも、「ミステリとしても、連作短編集としても完璧」と高評価の声が上がっています。
書誌情報
『暗黒の瞬間』の書誌情報は以下の通りです。
- - 著者: エリーザ・ホーフェン
- - 訳者: 浅井晶子
- - ページ数: 380ページ
- - 価格: 2,530円(税込)
- - ISBN: 978-4-488-01159-8
著者と訳者について
エリーザ・ホーフェンは1982年にベルリンで生まれ、法律を学びながら刑事法に深い理解を持つことで、この作品のリアリティを高めています。彼女はライプツィヒ大学の教授としても活躍中であり、専門書や児童書も手がけてきました。
訳者の浅井晶子さんは、ドイツ語圏の文学を精力的に翻訳してきた実績があります。彼女の翻訳は、読者に作品の魅力を最大限に引き出しています。
結論
『暗黒の瞬間』は、読み手を引き込む驚愕の連作短編ミステリ。新たな作家の登場を祝し、多くの人々にこの作品を手に取ってもらいたいと思います。ぜひ、このミステリの世界に浸ってみてください。