新たな歴史の幕開け
日本の音楽シーンに新たな追い風が吹き込んでいます。エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社は、日本人8人組ボーイズグループONE OR EIGHTが、米国の大手レコード会社Atlantic Music Groupとグローバルメジャー契約を結んだことを発表しました。この契約は、2022年に掲げられた中期経営計画「avex vision 2027」の一環として、エイベックスが力を入れているグローバル展開において重要なマイルストーンとなります。
エイベックスは、「多様な地域・多様な分野で愛されるIPを発掘・育成する」ことを目指し、その実現に向けて多くの取り組みを行ってきました。そして、2025年には米国のアーティストマネジメント会社S10 Entertainment & Media LLCを連結子会社化し、そのCEOを新設した米国拠点のAvex Music Group LLCの舵取り役に迎え、さらなる体制強化を図る方針です。これにより、ONE OR EIGHTの契約は、より強固な国際的なアーティストネットワークの中での成果と位置づけられています。
進化するグローバル戦略
このONE OR EIGHTとAtlantic Music Groupとの契約は、グローバルなアーティストの育成やクリエイティブの強化、ネットワークの拡充といったエイベックスの戦略の結晶です。特に、ONE OR EIGHTがアメリカのラジオチャート「メディアベーストップ40」に日本人ボーイズグループとして初めてランクインしたのは、彼ら自身の努力とエイベックスの支援の賜物と言えるでしょう。米国市場での注目度の高まりは、今後の展開にも期待を抱かせます。
さらに、ONE OR EIGHTは6月18日に新曲「365」をリリース予定であり、この曲は著名なソングライターNasriによってプロデュースされたものです。シンプルながらも印象的なビートとメロディを持つ「365」は、感情的なリフレインが特徴的で、聴く人々の心をつかむこと間違いなしです。この楽曲を引っ提げて、ONE OR EIGHTはさらなるファン層の拡大を目指します。
アーティストの未来を切り拓く
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴの代表取締役社長、猪野丈也氏は、「ONE OR EIGHTの価値を信じていただき、この挑戦の機会をくださったAtlantic Music Groupに心から感謝しています」と述べ、この契約が企業にとっても重要な一歩であることを強調しました。さらには、それが新たな歴史の始まりになると信じています。
S10 EntertainmentのCEO、Brandon Silverstein氏も、このパートナーシップに対する期待を語り、ONE OR EIGHTのアメリカでの成功がJ-POP全体にとっての重要な出来事であるとし、今後の展開に自信を見せています。
ONE OR EIGHTとは?
ONE OR EIGHTは、MIZUKI、NEO、REIA、RYOTA、SOUMA、TAKERU、TSUBASA、YUGAの8人から成る日本のボーイズグループです。彼らの名前は日本の慣用句「一か八か」に由来しており、夢に向かって挑戦する姿勢を象徴しています。彼らは2024年8月16日にシングル「Don’t Tell Nobody」でデビューを果たし、その先に広がる成功を視野に入れています。
令和の時代に突入した日本の音楽界で、ONE OR EIGHTは新たな風を吹き込み、世界のステージへと飛び立とうとしています。彼らの挑戦を応援しながら、これからの活躍に注目していきましょう。