2025年カンヌ映画祭ショートフィルムコーナー上映決定!
恵水流生監督の最新作『Family And War』が、2025年のカンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーで上映されることになりました。この短編映画は、なぜ我々が争うのか、そしてその争いをどのように終わらせることができるのかといった深いテーマに迫ります。
作品の概要
『Family And War』は、戦場にいる兵士たちと、家庭内での口論を巧みに重ね合わせて描写しています。その背景には、日常生活の中に潜む争いの本質を探求する姿勢があります。監督の恵水流生は、2002年に『狐の嫁入り』で注目を集め、その後も数々の映画祭で高く評価されています。
魅力的な映像と音
この作品の撮影は、神奈川県小田原にある静かな森の中で行われました。16mmフィルムを使用したことで、ざらついた質感の映像が生み出され、詩的な美しさが際立っています。銃声や水音を背景に、森に差し込む朝の光が、観る者の心に深い印象を残します。特に目を引くのは、主演の伊藤慶徳が持つ演技力です。彼の才能が、この作品に生命を吹き込んでいます。
主演 伊藤慶徳のプロフィール
伊藤慶徳は1983年生まれ、茨城県出身の実力派俳優です。舞台からキャリアをスタートし、幅広いジャンルで活躍を続けています。最近では、映画「沈黙の艦隊」や「命の満ち欠け」などに出演しており、2025年には『THE KILLER GOLDFISH』や『金子差入店』などにも関わる予定です。彼の演技は観客の心に深く響くものがあります。
物語の核心
物語は、川辺で向き合う兵士たちと、その光景を遠くから見守る少年・ヤマトへと移ります。響く銃声と訪れる沈黙の中で、ヤマトの目に映るのは憎しみなのか、希望なのか。兵士たちがたどり着く運命が、観る者を考えさせることでしょう。実際にストーリーは、争いの背後にある人間関係や感情の迷路に光を当てています。
監督の視点
恵水流生監督は、「争いは遠くの誰かの話ではなく、身近なところから生まれているかもしれない。家族の中のわかりあえない部分と、世界の争いはつながっている」と描写しています。この作品は、その痛みと希望の狭間を歩くことを挑戦しています。
上映情報
- - タイトル: 『Family And War』
- - 監督・脚本: 恵水流生
- - 製作: emir heart inc.
- - キャスト: 伊藤慶徳、蓮尾たかせ、七海悠貴、古川時男
- - 上映時間: 14分
- - 撮影形式: 16mmフィルム
お問い合わせ
上映に関しての情報や取材依頼は、emir heart inc.(小雪)までご連絡ください。メールアドレスは [koyukiemir@icloud.com]、Instagramアカウントは[@emiryusei]です。公式ウェブサイトもぜひ訪れてみてください [https://www.emirheart.com]。
本作『Family And War』は、カンヌ国際映画祭での上映により、さらに観客の心を動かすこと間違いなしの作品となるでしょう。