中央アジアの魅力を探る旅
中央アジアは、シルクロードの歴史と現代が交錯する美しい地域です。今回ご紹介する『中央アジア紀行 ぐるり5か国60日』は、フリーライターでフォトグラファーの白石あづさ氏による新著で、7月1日に発売されます。この書籍では、アジアの中心に位置するウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギスの5か国を巡る2ヶ月間の旅の記録が綴られています。
650点以上のカラー写真
本書には650点以上のカラー写真が収録されており、各国の自然の美しさや、現地の人々のリアルな暮らしが鮮やかに描写されています。一枚一枚の写真には、著者の独自の視点と鋭い感性が反映されており、読者はその魅力に引き込まれることでしょう。
シルクロードの道のり
物語は、著者が乗った飛行機がかつてのシルクロードを辿りながら進むシーンから始まります。旅の中で彼女は「この地の核心に触れることができるのか」という問いを抱きながら、未知なる文化に対する興味を膨らませています。空の彼方に見える雪山、そして目の前に広がるタシケントの都市風景。この瞬間から、彼女の旅が始まります。
各国の紹介
書籍内では、各国の特長が詳しく解説されています。ウズベキスタンのブハラは「シルクロードの交差点」として知られ、歴史的な建造物が並ぶ美しい街です。また、トルクメニスタンのダルヴァザには「地獄の門」と称される燃える穴があり、その神秘的な光景は圧巻です。
タジキスタンでは、ヤグノブ峡谷を舞台に、ソグド人の末裔であるヤグノブ人たちの暮らしが綴られており、秘境ならではの文化体験が観察できます。
旅の深さを感じる
本書は、単なる観光ガイドに留まらず、中央アジアのディープな魅力をリアルに感じ取ることができる内容となっています。著者の視点から語られるエピソードや出会った人々の物語が、読者の心に響きます。
書籍情報
『中央アジア紀行 ぐるり5か国60日』は、A5判で208ページにわたり、全てのページがカラーで彩られています。定価は2,200円(本体2,000円+税)で、辰巳出版からの発売です。これからの旅を計画している方、また未知なる世界に触れたい方には、必読の一冊です。
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白石あづさ氏は、日本大学藝術学部を卒業し、その後約3年をかけて世界100か国以上を旅行してきた経験を持つフリーライターです。著書には、旅エッセイやノンフィクションなど多岐にわたる作品があります。彼女の新たな冒険に触れることで、読者もまた旅に出たくなることでしょう。