日本テレビとアイカサの新たな提携
日本テレビホールディングスが傘のシェアリングサービス「アイカサ」を手掛けるNature Innovation Group(NIG)との資本業務提携を正式に発表しました。この提携により、両社は環境課題の解決に向けた共同の取り組みを進めることとなります。出資額は3.5億円であり、この動きは「インパクト投資」として位置づけられており、社会的影響の測定やマネジメントが重要視されています。
使い捨て傘問題への取り組み
アイカサは「使い捨て傘をゼロに」というミッションを掲げ、傘のシェアリングを通じて環境保護に貢献することを目的としています。日本テレビは中期経営計画において、CO2削減を重要なテーマとし、アイカサの理念と合致したことから、今回の出資が実現しました。これまで両社は「Good For the Planet」という環境キャンペーンのもとでオリジナル傘を作成し、協力関係を築いてきました。
目指すべき指標
提携の中で設定された主な指標は2つあります。ひとつは「CO2削減量」で、2032年までに年間1,626.3トンの削減を目指すことです。これは、東京ドーム約39個分の森林を必要とする量に相当します。もうひとつは、使い捨て傘に対する抵抗感を持つユーザーの比率を高めることです。これによって、生活者の環境意識を向上させ、“当たり前”となっている使い捨て傘の購入習慣を変えることを目指しています。
環境意識の向上へ
日本テレビグループは、インパクト投資を通じて社会的インパクトを測定・マネジメントする体制を整えており、今回はその第3号案件として位置づけられています。投資テーマとしては、「環境」「DE&I(多様性・公平性・包摂性)」及び「クリエイター支援」が掲げられています。特に、「環境」に関する投資は、持続可能な社会の構築へ向けた重要なステップとされています。
NIGは2018年6月に設立され、現在は東京都新宿区に本社を構えています。彼らのサービスは、急な雨に対応するためのシェアリングとして非常に便利で、アプリを通じて傘を借りることができ、使用後は専用スポットに返却する仕組みです。利用者は手軽にエコな選択をしながら、快適な生活を送ることができます。
まとめ
気候変動が進む現代において、日本テレビグループとアイカサの提携は、持続可能な未来を見据えた重要な戦略的な動きです。今後も両社は番組と連携し、環境意識を高めるためのキャンペーンや啓発活動を続けていくことでしょう。本提携による新たな展開に目が離せません。気軽に傘をシェアし、環境保護に貢献しようというこの取り組みが、多くの人々に浸透していくことを期待しています。
アイカサのサービスや登録に関する詳細は、
こちら。