千葉の久留里線を舞台にした小説がトレインジャックを実施！

久留里線を巡る心温まる物語がトレインジャック

千葉県のローカル線である久留里線が、感動的な小説『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』のトレインジャック広告を2025年9月3日から1カ月の期間限定で実施します。著者は千葉県出身の作家・高橋由太氏。作品は、架空の駅「くるり駅」を訪れる人々の姿を描き、彼らが抱える別れの悲しみとその克服を描いた連作短編集です。

久留里線とは

久留里線は、JR東日本の千葉県にある唯一の非電化路線で、木更津駅から上総亀山駅を結びます。全14駅中11駅が無人駅であり、都会の喧騒から離れた穏やかな風景を楽しむことができます。特に、その道中には広がる菜の花畑やのどかな田園風景が、乗客の心を癒やします。

小説の魅力

『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』は、列車に乗る白黒の猫が登場し、彼について行くと「くるり駅」にたどり着くという不思議な物語。ここで待っているのは、主人公の心にしまい込まれた大切な人々。物語は涙なしには読めないほどの感動を誘い、読者に再生や新たな出発を感じさせます。

車内広告とキャンペーン

トレインジャック広告では、人気イラストレーターのげみ氏が手掛けた装画が使用され、道中の車内もこの作品の世界観で彩られます。また、久留里線の実際の車両内に掲示される広告ポスターは、読者にこの作品を体験してもらうための重要な要素です。

さらに、同作品に関連して「LOVE CHIBA」と題した千葉県の書店を対象にしたディスプレイコンテストも開催。参加期間は2025年9月12日から10月15日までで、店舗では限定のPOPやパネルが展開され、地域活性化にも寄与しています。

発売情報

『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』は2025年7月15日に発売され、定価は820円（税込）。全304ページの文庫本で、全国の書店で好評販売中です。この心温まる物語は、列車の車両で読む夢のような時間をもたらします。

著者の高橋由太氏は、2010年にデビューし、以来数多くの人気作品を手掛けています。作品の舞台となる久留里線は、特に心のふるさととも言える場所での彼の思いが詰まっています。