ハーパーコリンズがCrunchyrollのマンガ事業をフランスとドイツで拡大

ハーパーコリンズがCrunchyrollのパブリッシングを強化



2025年7月16日、ニューヨークにて、ハーパーコリンズ・パブリッシャーズが国際的なアニメブランドであるCrunchyrollのフランスとドイツにおけるマンガ出版事業を買収することが発表されました。この取引は、急成長を遂げる日本発のマンガ市場において、ハーパーコリンズの新たな展開を意味しています。取引の詳細は非公開ですが、2025年下半期の完了を目指し、規制当局の承認を得ることが前提です。

この取引により、ハーパーコリンズはフランスとドイツにおいても日本のマンガの魅力を広める新たな拠点を持つことになります。今後、井山英貴がチームを率いて、ハーパーコリンズ・フランスとドイツの業務が支援をし、円滑な運営を実現する予定です。

ハーパーコリンズ社の社長兼CEO、ブライアン・マレーは、「日本での成功を基にして、欧州においてもマンガ事業を拡大できることを非常に嬉しく思います。この買収によって、当社の専門性と対応力が一層強化され、世界各地におけるマンガ事業の成長へ向けた重要なステップとなります」と述べています。

さらに、ハーパーコリンズInternational Foreign Language Publishing CEOのシャンタル・レスティーボ=アレッシは、「フランスとドイツに優秀な出版チームを迎え入れ、事業拡大に向けた投資を進められることを楽しみにしています」とコメントしました。この新たなパートナーシップは、日本のマンガ出版社との関係をより一層強化する機会でもあります。

ハーパーコリンズにとって、Crunchyrollのフランスおよびドイツのマンガ部門に関わっていくことは、現地ファンへのマンガの魅力をさらに発信する機会となるでしょう。Crunchyrollのプレジデント、ラウール・プリニも、「私たちは、ファンに360度の最高のアニメ体験を常に提供し続ける」と述べ、未来の展望を語りました。

HarperCollins Publishersの概要


ハーパーコリンズは世界第2位の一般書出版社で、15か国で事業を展開しています。200年以上の歴史を有し、120以上のブランドから毎年およそ1万点の新刊を刊行。受賞歴のある著者を多数擁し、ノーベル賞やピューリッツァー賞などの栄誉も受けているクオリティを誇ります。

Crunchyrollの役割


Crunchyrollはアニメの世界で大きな影響を持つブランドで、プレミアムストリーミングサービスを中心に、各種イベントや劇場公開、ゲーム、グッズ販売など多方面でサービスを展開しています。アニメをより広いポップカルチャーの一部とすることを目指し、国際的なファン層を築いています。今後、ハーパーコリンズとの連携により、さらなる成長が期待されます。

このように、ハーパーコリンズとCrunchyrollの提携は日本のマンガを欧州に広める大きな一歩です。多様なファン層にマンガが届けられることを期待し、マンガ市場のさらなる活性化に貢献できるでしょう。

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