自然と文化の宝庫を守るために
私たちの美しい日本には、豊かな自然と深い文化が息づいています。特に日本の山々は、その独自の生態系や美しい景観、そして古来より続く人々の営みの舞台として、極めて重要な役割を果たしています。しかしながら、今日の社会では環境の変化や担い手の不足によって、こうした価値が失われつつあるのが現実です。
そこで、2010年に設立された「日本山岳遺産基金」が重要な役割を担っています。この基金は、山の保全や活用に取り組む地域や団体の活動を支援することを目的としており、2025年度の候補地として新たな団体の提案を求めています。
候補地の募集について
日本山岳遺産候補地の募集は、2025年8月31日を締切とし、広く全国の団体に呼びかけています。山岳環境の保全や登山道の整備を行っている法人または社会的信頼を得ている任意団体であれば、応募資格があります。これまでに、全国51の山岳エリア・団体を認定し、約2811万円の助成金を拠出してきた実績を持ちます。
私たちの目指すビジョンは、次世代にこの豊かな自然や文化を継承することです。申請は申請書類をダウンロード後、必要事項を記入し、Emailまたは郵送で提出する形となります。
助成金の概要
助成金の総額は250万円を予定しており、この金額は2026年度の活動に使用されます。具体的には、資材や物品の購入、専門家への謝金、活動に必要な旅費や通信費など広範囲にわたる経費が対象です。
助成金の申請に際しては、財政状況についても報告が必要です。また、審査は2025年9月1日から30日の間に行われ、認定結果は10月下旬に発表される予定です。
未来へつなげる活動
山の自然や文化を守るための活動は、他者の協力が不可欠です。今回の公募を通じて、地域の皆さまと共にこの重要な仕事に取り組んでいければと思います。関心がある団体の方は、ぜひ日本山岳遺産基金のウェブサイトを訪れて、詳細情報をご確認ください。
まとめ
日本の山々の素晴らしさを次の世代に伝えるため、ぜひこの機会を利用して、自らの活動を広く支持される場へと進めてください。自然を愛し、文化を大切にすることは私たちすべての責任です。貴団体の熱意ある活動を、私たちと一緒に未来へつなげていきましょう。
詳細情報
詳しくは、日本山岳遺産基金の公式ホームページをご覧ください。
お問合せ先: 日本山岳遺産基金事務局(山と溪谷社内)担当:永田 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング E-mail: kikin_info@yamakei.co.jp