楽しさと感動が詰まった『リュミエールの不思議な絵本』
2025年5月24・25日の二日間、京都府舞鶴市の舞鶴赤れんがパークにて開催されたリアル体験型RPGイベント『リュミエールの不思議な絵本』。主催者である株式会社アッシュが提供したこのユニークなイベントは、400人以上の冒険者を魅了し、笑いと感動に包まれた特別な2日間となりました。
異世界の冒険と謎解きの融合
このイベントは、物語を失った絵本の中に異世界転移するというコンセプトのもと、王道RPGの魅力が満載です。参加者たちは自分の役割を持ち、仲間と協力して謎解きクエストを進めながら、絵本の失われたページを探し出す壮大な冒険に挑みました。これによって、劇場のような絵本の物語体験を実現しました。
この体験を彩るのが、18名のイラストレーターが描いた美しいアートワークです。絵本ディレクターの宮本明香の下、会場は幻想的な世界観に溢れ、参加者は解決した謎に対する報酬として絵本のページを手に入れることができました。この絵本は単なるアイテムではなく、冒険の思い出として参加者に感動を与えてくれたのです。
つながりを重視したクエスト進行
このイベントのもう一つの特徴は、参加者同士のコミュニケーションの重要性です。「魔法使い」や「商人」など、5つの異なるジョブから1つを選択してクエストに挑むことで、互いに助け合いながら進めていかなければなりません。例えば、「魔法使いの方、助けてください!」という呼びかけや、「一緒に回りませんか?」という自然な交流が場を和ませ、参加者同士の絆を深めていきます。
このような協力プレイは、現代社会における孤独感やコミュニケーションの減少といった問題へのアプローチともなっています。参加者は知らない人と話し、助け合うことで、「人と関わることの大切さ」を再認識することができました。
異世界マルシェと圧巻のショー
会場内には、異世界の雰囲気を楽しむことができる「異世界マルシェ」が設置され、全てのスタッフが物語の住人として参加者を迎えました。販売アイテムは魔法のアイテム風の小物や、ポーションを模したドリンクなど、ファンタジーの世界観に溶け込んだものでした。
さらに、イベントではフリースタイルフットボール世界チャンピオンのLA CLASSICや、ブレイクダンサーのKATSUといったパフォーマーが登場し、観客を巻き込む圧巻のパフォーマンスを披露しました。このようなエンターテイメントが、参加者たちの心を躍らせ、イベントの盛り上げに一役買いました。
没入感を支えた会場装飾
会場装飾もイベントの没入感を高める要素でした。入り口には巨大な絵本のページが壁一面に飾られ、まるで異世界に足を踏み入れるかのような気分を演出しています。また、異世界文字で書かれたクエストボードやファンタジーゲームに出てきそうな小道具が所狭しと並び、会場全体がファンタジーの世界に変貌していました。
さらに、アンバサダーであるコスプレイヤーたちも参加者を圧倒し、皆の想像力を掻き立てました。来場者の中には、コスプレをしている人も多く、その姿がファンタジーの魅力を一層引き立てました。
参加者の声
参加者からは、内容や演出に高い評価が寄せられ、「世界観の演出が素晴らしかった」との声が多く聞かれました。一方、出店者からも「細部までこだわった作り込みが素晴らしい」とのコメントが寄せられました。参加者の一人は、イベントを通じて人と関わることの大切さを感じ、「まさに心を動かすクリエイティブ」と絶賛。
主催者を務めた株式会社アッシュのプロデューサー、岩永亮平氏によると、「このイベントは新たな挑戦として、現代社会の問題に向き合う企画でもありました。人々が協力し合うことで、絆が生まれていく様子は、私たちが目指したものの核心を表している」と語ります。
まとめと次回への期待
参加者からの期待の声が寄せられ、次回のイベントの計画も進められているとのこと。公式ウェブサイトやSNSで情報が発表されるため、ファンタジー好きの皆さんは要チェックです!
『リュミエールの不思議な絵本』は、単なるイベントとしてだけでなく、人々が再び絆を築くための重要なきっかけとなったことは間違いありません。次回の開催が待ち遠しい限りです。