日本株が1位 投資家が選ぶ資産とは?
株式会社日経CNBCが行った最新のアンケート調査によれば、投資家たちが今後、資金を振り向けたい資産についての結果が明らかになりました。この調査は2025年5月2日から8日までの期間に、インターネットを通じて行われました。
アンケート概要
アンケートは、トランプ前大統領が導入した関税が世界の金融市場に及ぼした影響を受けて行われ、「今後、投資資金を振り向けるならどれにするか?」という質問が投げかけられました。投資家は、13の選択肢から最大3つまで選ぶ形式です。
選択肢には、日本株や米国株、金(ゴールド)、暗号資産など多岐にわたります。
結果の要約
調査結果では、「日本株」が64.6%の圧倒的支持を受けて1位となりました。次いで「金(ゴールド)」が28.6%で2位、「日本の中小型グロース株」が23.8%で3位に名を連ねました。また、「米国株インデックス」も15.6%と一定の支持を得ています。
この結果を受けて、5月14日に放送された「昼エクスプレス」では、日経CNBCの松本清一郎さんと岡村友哉さんがこの調査結果について討論しました。
投資家の視点
岡村さんは、「日本の中小型グロース株」が第3位に選ばれたのは意外だとし、これには「東証改革のグロース市場版」への期待感が影響しているのではないかと分析しました。
松本さんは、4月に米国資産から日本のディフェンシブ株やREITへの資金移動があったことを指摘し、消去法的に日本の資産が選ばれた背景があると述べました。
投資家の声
調査に参加した投資家からのコメントも興味深いです。「日本株」を選んだ理由では、「今、資金を振り向けるなら日本株が唯一の選択肢だと感じる」との意見が目立ちました。また、「トランプ関税の影響を考えると、安全資産にシフトするのが賢明」といった声もありました。
同時に「日本の中小型グロース株」を選択した方は、株式投資の過去の経験に基づき、「株式と金(ゴールド)の組み合わせが理想」と述べています。さらに、ドル安による円高が日本内需にプラスになるとの見解もありました。
インターネット公開情報
この調査結果やディスカッションは、日経CNBCの公式YouTubeチャンネルおよび「日経CNBC online」で視聴可能です。これにより、視聴者は様々な市場情報をリアルタイムで得ることができます。
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今後の投資戦略
今回の調査結果を踏まえ、多くの投資家がどのように資金を運用していくのか、今後の動きに注目が集まります。特に日本株の成長や金(ゴールド)の価格動向は、引き続き市場の中心テーマとなるでしょう。投資家は、変化する市場環境に敏感に反応し、賢明な資産運用を行うことが求められています。