子どもたちのための新しい教育アニメ『地球のラテール』がスタート!
2025年9月5日より、地上波での放送を開始した教育アニメ『地球のラテール』。この作品は、子どもたちが地球や自然の大切さを学び、未来を担う世代として成長することを目的に制作されています。株式会社CLASS EARTHと株式会社Vector Visionの共同プロジェクトで、全5話からなるこのアニメは、生物多様性をテーマに取り上げ、絶滅危惧種や自然とのつながりを伝えています。
アニメの制作背景とテーマ
本作品は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が生態系に関する監修を務めており、実際の生物や環境について正確に学べる内容となっています。ファンタジーの要素を取り入れながらも、野生動植物や生態系の正しい表現に力を入れ、視聴者が楽しく学べるよう配慮されています。
学びの要素
特徴的なのは、各話の最後に設けられた学習コーナー。ここでは、主人公カナデが出会った絶滅危惧種を実際の写真や映像で紹介します。また、知的エンタメ集団「QuizKnock」によるクイズも用意されており、子どもたちは楽しみながら知識を深めることができます。
あらすじとキャラクター
物語は、引っ込み思案な少年カナデが、ペンダントから飛び出した地球の妖精ラテールと出会うところから始まります。ラテールの魔法でいきものに変身したカナデは、海や森、サバンナなどさまざまな生態系で仲間のいきものたちと交流しながら大切なことを学ぶ旅へ出かけます。いきものたちの危機を知り、自分に何ができるかを考え始めるカナデは、地球を救うEarth Saverとして成長していきます。
豪華スタッフとキャスト
このアニメの制作には、多彩な才能が結集しています。原作を手がけるのは高岸遥氏で、監督はなべしげ氏、アニメーションスーパーバイザーには河森正治氏が名を連ねています。キャラクターデザインと美術監督にはロマン・トマ氏が担当し、シリーズ構成と脚本は赤尾でこ氏が手がけています。アニメーション制作はトゥーンハーバーワークスが担当し、専門的な視点からの生態監修はWWFジャパンが行っています。
キャスト陣は、ラテール役を田村ゆかり氏、カナデ役を谷江玲音氏が担当。その他にも豪華キャストが参加し、多彩な声優たちが物語を彩ります。
主題歌と「アースセイバーチャンネル」
アニメの主題歌『地球のオーケストラ』は、作曲と編曲を野崎良太氏、作詞を高岸遥氏と高岸楓氏が手がけ、歌はカナデ役の谷江玲音さんと子どもたち、さらにラテール役の田村ゆかりさんが参加しています。歌詞には、自然を取り戻すというメッセージが込められ、聴く人の心に響く内容となっています。
また、公式のYouTubeチャンネル「アースセイバーチャンネル」も開設されており、アニメの本編だけでなく、学習コンテンツやオリジナルアニメも視聴可能です。
放送情報と今後の展開
『地球のラテール』は、NHK Eテレで毎週金曜日の午後6時40分から6時50分まで放送されます。全5話のシリーズが予定されており、変更の可能性もあるため、視聴者には必ず放送情報を確認することが推奨されます。
この作品は、子どもたちに自然や環境に対する理解を深め、将来の地球を守る意識を育成することを目指しています。冒険の中で成長していくカナデと彼の仲間たちの姿を通じて、視聴者自身もEarth Saverとしての一歩を踏み出す契機となるでしょう。