マーサージャパンが新たな機関紙を発刊
マーサージャパン株式会社が運営する「人と仕事の未来 研究所」は、組織や人事に関する長期的な課題解決に向けて調査・研究を行うインハウス・シンクタンクです。この度、同研究所が発行した機関誌『人と仕事の未来 No.2』が、7月8日に東洋経済新報社から発売されることとなりました。
雇用の流動化とイノベーション
本書では、イノベーションの促進と雇用の流動化をテーマに特集が組まれ、外部有識者や研究員による深い洞察が提供されています。「イノベーションを推進する人材マネジメント」では、東京大学の藤井輝夫総長とマーサージャパンの草鹿泰士社長の対談が収載され、創造性を高めるための人材マネジメントの重要性が語られています。
また、企業に求められるイノベーションのマネジメントについて、アステラス製薬の生田目一寿研究員が医薬分野におけるデジタルトランスフォーメーションの視点から語り、AIが私たちの仕事にもたらす影響についても考察されています。
成長戦略としての労働移動
特集のもう一つのテーマである「成長戦略としての労働移動」では、新原浩朗ハーバードビジネススクールエグゼクティブフェローへの基調インタビューが掲載され、雇用の流動性が企業の成長に与える影響について探求されています。さらに、国内企業が直面している人材マネジメントの課題についても多くの具体例が提示され、その解決策についても議論が進められています。
発刊の背景と意義
『人と仕事の未来 No.2』の発行に際して、研究所所長の白井正人は、「質の高いイノベーションは教育や人材マネジメント、雇用、AIの活用などが相互に連携することで実現される。」と述べています。著者たちは、イノベーションが進むことで、社会全体に利益をもたらすと信じています。
本書は、アントレプレナーシップやデジタルトランスフォーメーション、リスキリングといった新しい潮流に関心を持つ読者にとって、貴重な資源となるでしょう。
書籍情報
『人と仕事の未来 No.2』は183ページ、定価1,320円(税込)で、丸善丸の内本店やAmazonなどで購入できます。興味のある方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
研究所の目指すもの
マーサージャパン 人と仕事の未来 研究所は、情報交換や問題解決のハブとなることを目指し、経済や企業の成長を促進するためのリサーチを行っています。教育、政策、経済の各分野における情報を集約し、これからの社会の在り方を考えるために、必要な視点を提供しています。
このように、マーサージャパンの取り組みと新しい機関紙の発刊は、現代社会に必要不可欠な知見を与えてくれることでしょう。