2025年ミステリ界の注目作『失われた貌』がついに発売！

期待の新作『失われた貌』、ミステリファンを魅了する

日本のミステリ界に新たな風を吹き込む注目作『失われた貌』が、2025年8月20日、出版されることが決定しました。著者は、「蟬かえる」で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した櫻田智也さん。彼の初の長編小説に期待が寄せられています。

魅力あふれるストーリー

この物語は、孤独な探偵や警察小説の視点から、真実への道を描いています。山奥で発見された死体、顔を潰され歯を抜かれた無惨な姿です。この事件が明らかにするのは、必ずしも明白な悪が存在するというわけではないということ。小学校に通う一人の少年が訪れ、「もしかしたら、お父さんかもしれない」と語ることで、単なる事件が過去と現在の交錯する複雑な物語へと広がっていきます。

櫻田さんは人の生死にかかわる事件を描くにあたり、決して派手ではなく、地道な捜査の過程を丁寧に描写しています。「警察小説としてのリアリティ」と「ミステリとしてのテンション」を両立させることを目指し、その困難さを克服した結果、出来上がったのがこの『失われた貌』です。

櫻田智也、作家としての歩み

1977年に北海道で生まれた櫻田智也さんは、2013年にデビュー。昆虫好きの青年を主人公にした『サーチライトと誘蛾灯』で第10回ミステリーズ！新人賞を受賞しました。以来、彼の作品は多くの読者に支持され、2021年には魞沢泉シリーズの第2作『蟬かえる』が賞を受賞し、一気に名を馳せました。

『失われた貌』は、彼の初の長編として、この先の作品とともに期待されるものです。彼の視点から届けられる捜査や謎解きの魅力は、単なる娯楽以上の何かを私たちに提供してくれることでしょう。

書籍の詳細

この本は新潮社からの刊行で、四六版の三方建てカバー仕様です。定価は1980円（税込）、ISBN番号は978-4-10-356411-9です。公式ウェブサイトでも詳細確認が可能です：新潮社公式サイト

読者の皆さん、8月20日にはぜひ書店へ足を運び、『失われた貌』の世界を体験してみてください。櫻田智也が描く緻密なストーリーに、きっと引き込まれることでしょう。ミステリファンならずとも、その緻密さは心に残る作品になること間違いありません。