日本のYorenがエジプト・ニューカイロに新拠点を開設し中東・アフリカ市場に本格参入

Yoren、中東・アフリカ事業を加速するニューカイロ新拠点開設

日本のスタートアップであるYoren（游仁信息科技）は、中東・アフリカ市場における業務拡大を狙い、エジプトのニューカイロに新しいオフィスをオープンしました。この拠点は、Yorenが中東・アフリカ地域での戦略的一歩を踏み出すための重要なハブとして位置づけられています。

エジプトが持つ地理的魅力

エジプトは中東、アフリカ、さらには欧州を結ぶ交通の要所であり、特にカイロ国際空港からの直行便はアフリカや中東、中国を含むアジア各地へと広がっています。これに加え、海上貿易のルートも整備されていることから、物流においても優位性が際立っています。この地理的利点を活用し、Yorenは中東・アフリカ地域でのパートナーシップを強化し、ソリューションを提供していく方針です。

事業の柱

Yorenはエジプトにおける活動を以下の2つの主要な事業戦略に基づいて展開します。

1. アフリカと中東へのコンテンツ提供

Yorenはアニメやマンガなど、日本のコンテンツを地域に適した形で提供することを目指しています。具体的には、コンテンツのローカライズや配信、販売、さらには物流サポートやプロモーション活動を通じて現地マーケットへの浸透を図っていきます。これにより、世界中で愛される日本の文化をさらに広めていくつもりです。

2. 現地との共創

Yorenは現地でのクリエイターとの連携を重視し、アニメやマンガのIP共同制作を行います。また、教育技術（EdTech）分野にも注目し、現地向けのアニメ制作やエンタメ人材育成プログラムを展開しています。日本とアフリカ各国のエンタメ産業の融合を通じて、地域の特性に応じたコンテンツを生み出すことを目指しています。これにより、文化の橋渡しを行い、地域社会との関係構築を進めていきます。

多角的な支援体制

Yorenの中東・アフリカ事業は、日本及び中国市場で培った豊富な経験に基づいた戦略的なコンサルティングを行います。また、CRM（会員管理システム）の運営、ECサービス、デジタルマーケティング、リアルイベントの運営など、消費者向けのGo To Marketを支える多角的な実行体制が整っています。これらのノウハウを活かし、ニューカイロのオフィスから中東・アフリカ事業を加速させていく予定です。