名作『南の島のティオ』
2025-06-27 10:56:27

池澤夏樹の名作が新たに甦る!『南の島のティオ1』待望のリニューアル刊行

名作が新しい装いで登場!



池澤夏樹の名作児童文学『南の島のティオ1』が、リニューアル刊行の運びとなりました。本作は、1992年に楡出版から出版され、以来多くの読者に愛され続けています。この度の新刊では、過去の良さを残しつつ、現代の子どもたちに向けてリライトされた物語を提供しています。

新たな装丁と魅力的な挿絵



『南の島のティオ1』には、池澤夏樹による新たな「前書き」が付され、また一部の漢字には読み仮名が振られるなど、児童向けに読みやすさが考慮されています。さらに、ウノサワケイスケによる数多くの美しい挿絵が物語に華を添え、読者の想像力をかき立てます。

物語の舞台



物語の舞台は、ティオの父が営むホテル。そこで出会うのは、絵はがき屋さん。彼が売る絵はがきを受け取った人々は、その場所を訪れる運命に導かれます。この幻想的な設定を通じて、少年ティオは様々な人々と出会い、心温まる物語が繰り広げられます。ティオは島の人々の人間模様や、不可思議な出来事に直面し、まさに魔法のような体験をするのです。

映し出される美しい風景



読むうちに、読者はまるで自分がティオと共に島にいるかのように感じます。池澤夏樹の文体は、鮮やかな風景を思い描かせ、また心の奥深くに響く何かを再発見させてくれます。大自然の魅力と人々の温かさが交錯するこの島の情景は、誰しもがもう一度訪れたくなる魅力を持っています。

各巻の情報



本作は、全3巻で刊行される予定です。第1巻では「絵はがき屋さん」や「草色の空への水路」など、印象的な物語が収められています。第2巻(2025年9月刊行予定)は「十字路に埋めた宝物」や「空いっぱいの大きな絵」といった新しい物語が含まれ、第3巻(2025年12月刊行予定)では「星が透けて見える大きな身体」など、さらなる感動が待っています。

著者について



池澤夏樹は1945年に北海道で生まれ、小説のみにとどまらず、詩や絵本、翻訳など多岐にわたる作品を手がけています。彼は多くの文学賞を受賞しており、特に『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞した際にはその名を広めました。
ウノサワケイスケは1964年東京生まれで、アートの分野においても革新をもたらしているクリエイティブディレクターです。彼の作品は、美的な感覚と独自の視点で高く評価されています。

書誌情報



書名: 南の島のティオ1
著者名: 池澤夏樹・著 / ウノサワケイスケ・画
出版社: 株式会社岩崎書店
定価: 2,200円(本体2,000円+税)
判型: A5判
ページ数: 160ページ
ISBN: 978-4-265-81181-6
配本日: 2025年6月27日

この機会に、改めて『南の島のティオ』の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。美しい挿絵とともに心豊かなひとときを提供してくれることでしょう。


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