電気機関車EX Vol.36発刊
2025年7月22日、イカロス出版株式会社が発行する『電気機関車EX』の第36号がリリースされました。この号では、特に目を引く特集が組まれています。長年にわたって親しまれてきたステンレス車体の電気機関車に焦点を当て、EF81 303の運行停止によってその歴史が終わりを迎えたことを記念しています。
特集:さらばステンレス車体の電機
この特集では、関門トンネルの塩害対策として導入されたステンレス車体のエピソードを振り返ります。EF10、EF30、EF81の300番代など、これらの車両がどのように登場し、牽引してきたのか、その歴史的背景を深く掘り下げています。また、富山機関区への貸し出しに関する情報も充実しており、読者にとって興味深い内容となっています。
最終回:EF55 2の履歴簿を紐解く
国鉄唯一の流線型電気機関車であるEF55の連載もクライマックスを迎えました。この号では、解体されてしまった2号機についての詳細な履歴簿を初公開し、歴史の証人たちが何を語るのか興味を引きつける内容となっています。高崎月検や故障、検査記録などの貴重な資料も多数掲載されています。
復活EF58 150の物語
もう一つの注目ポイントは、廃車となったEF58 150が復活した経緯です。この車両は、団体臨時列車や季節臨時列車などに使用され、その稼働率はEF58の中でも最高峰でした。復活した彼の足取りをたどっていくことで、当時の鉄道の様子が浮かび上がります。
誰におすすめ?
『電気機関車EX』は、国鉄型車両ファンや機関車ファン、電気機関車ファンへの愛読の一冊です。また、機関車のメカニズムに興味のある方にも推奨されています。各号に掲載される内容は専門性が高く、読者を引き込む魅力に満ちています。
本誌の構成
この号の誌面は多彩な内容で構成されています。例えば、最終章の回顧や「趣味の戯れ言」の最終回、さらには電気機関車の形式写真館や国鉄電気機関車史まで、多岐にわたる情報が盛り込まれています。これにより、さまざまな視点から電気機関車の魅力に迫ります。
書誌情報
- - 誌名:電気機関車EX Vol.36
- - 発売日:2025年7月22日
- - 仕様:A4変形判 / 164ページ
- - 定価:2750円(本体2500円+税10%)
- - ISBN:978-4-8022-1632-6
イカロス出版株式会社は、『月刊エアライン』をはじめとした多彩なジャンルの出版活動を展開しています。また、専任の旅行やライフスタイル関連の書籍も取り扱っており、多様なニーズに応えています。『電気機関車EX』はそんな同社の中でも特に人気の高いシリーズであり、多くのファンから愛され続けています。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。