『博士の異常な愛情』
2025-04-25 15:53:09

ナショナル・シアター・ライブ『博士の異常な愛情』が日本公開!注目のコメントも到着

ナショナル・シアター・ライブ『博士の異常な愛情』日本公開の魅力



5月9日(金)、名作映画の舞台版『博士の異常な愛情』がTOHOシネマズ 日本橋をはじめとする劇場で公開される。舞台化にあたっては、演出家・脚本家の河原雅彦氏が『時計じかけのオレンジ』の舞台化での経験を生かし、深く掘り下げてきた。また、キューブリックの愛好者であるKubrick blogの管理人も多くの期待を寄せている。

河原氏は、キューブリック監督特有の皮肉やブラックユーモアに対して、「日本ではしっかりと受け入れられ難い」とする一方、舞台の完成度や観客の反応に嫉妬心をもらした。

Kubrick blogの管理人も、冷戦時代におけるキューブリックのメッセージが新冷戦の現代に蘇った点を評価し、「この作品により人間の愚かさが浮き彫りになる」と述べた。特に、主演のスティーヴ・クーガンの多様な役どころが注目だ。彼は、7度のBAFTA受賞歴を持つ実力派で、4役を見事に演じ分けている。

特典映像の日本語版も充実


公開に先立ち、スティーヴ・クーガンの挨拶動画やジャイルズ・テレラのインタビューなどの日本語版も完成。視聴者は他の特典映像や舞台の雰囲気を一足早く感じることができる。特に、各役者が舞台稽古の様子や舞台裏を語るシーンは、本作の理解を深める貴重なコンテンツだ。

深いテーマに再び引き寄せられる


『博士の異常な愛情』は、アメリカの悪徳将軍が引き起こした核攻撃の危機に対処するため、政府と風変わりな科学者が奮闘する物語。このシュールな展開が、現代社会における倫理的問題をも反映しているという意義深さが、多くの観客から注目される理由の一つだ。

2023年の今、再評価が進むこの作品を見逃すわけにはいかない。映画館での体験を通じて、あらためて人間性や社会の本質に触れる機会をぜひ持ちたい。

上映情報


『博士の異常な愛情』は5月9日から5月15日まで、TOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋、大阪ステーションシティシネマなど、さまざまな劇場で上映される。その後も、各地での上映予定が続く。特に、栃木や高知での限定上映は見逃せない。

演出はオリヴィエ賞受賞のショーン・フォーリーと、アーマンド・イアヌッチによる脚本で、まさに一大エンターテインメントが誕生した。観客はシュールで刺激的な体験を通じ、本作から得られるメッセージを心に留めることだろう。ぜひ劇場に足を運び、その目で「今観るべき」名作を体験してほしい。


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