東洋経済新報社が新しい時代へ、山田俊浩氏が総編集長に就任
株式会社東洋経済新報社は、2025年3月に山田俊浩氏を総編集長として迎えることを発表しました。東洋経済は今年の11月に130周年を迎える節目を迎え、さらなるブランドの進化を期待されています。
山田俊浩氏の経歴
山田氏は早稲田大学の政治経済学部を卒業後、1993年に東洋経済新報社に入社しました。入社以来、山田氏はさまざまな役職を歴任し、その経験を通じて社の成長に寄与してきました。
彼は1995年に第一編集局企業情報部での勤務を開始し、『週刊東洋経済』や『金融ビジネス』編集部を経て、2013年10月よりニュース編集長を務め、2014年には「東洋経済オンライン」の編集長に就任しました。さらに、2019年には編集局次長と『週刊東洋経済』の編集長を歴任。2020年からは会社四季報センター長としての役割を担い、2023年4月からは編集局次長(会社四季報事業担当)としての職務を行ってきました。
ブランドの進化と新たな挑戦
創業の理念「健全なる経済社会を先導する」を基に、東洋経済はビジネス情報のみならず、教育やエンターテインメントの領域にもその対象を広げています。その中で、信頼できる情報と深い分析を提供する使命は一貫したものです。このデジタル時代、メディアのあり方を見直し続けることはますます重要です。
そのために、これまで別々に運営されてきた『週刊東洋経済』と「東洋経済オンライン」を統括する新たな役職を設けることにしました。この新ポジションを山田氏が担うことで、両媒体の統合的な発展が期待されています。彼の指導のもと、東洋経済ブランドがさらなる進化を遂げることでしょう。
東洋経済の誕生と歴史
1895(明治28)年に創刊された『週刊東洋経済』は、日本の週刊誌として最も長い歴史を誇ります。「健全なる経済社会を先導する」の理念を受け継ぎ、常に客観的かつ合理的な情報を発信し、多くのビジネスパーソンや経営者から高い評価を得てきました。公正な言論と報道活動は、広範な支持を受けており、新たな視点を常に提供しています。
また、2003年にサービスを開始した「東洋経済オンライン」は、2012年に全面リニューアルを行い、現在の形に進化しました。社内記者による独自の経済記事や豊富な企業データをもとにしたランキング、さまざまなジャンルのコラムが読者の関心を引きつけています。このWEBメディアは、ビジネス誌系サイトのトップランナーとしても知られています。
未来への期待
山田俊浩氏の就任により、東洋経済新報社はさらなる情報発信の強化を図り、130周年という節目を迎えつつあります。今後、どのような進化を遂げていくのか、注目が集まっています。彼のリーダーシップの下で、東洋経済ブランドのさらなる飛躍が期待されるでしょう。