映画『大きな家』が新たな栄冠を手に
映画『大きな家』が第34回日本映画批評家大賞において、見事ドキュメンタリー賞を受賞しました。この作品は、CHOCOLATE Inc.が手がけたもので、監督は竹林亮氏、企画・プロデュースには齊藤工さんが関与しています。受賞は、竹林監督にとって二度目の栄冠であり、前回は「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」での新人監督賞・編集賞の受賞からわずか二年。彼の才能が再び評価されました。
日本映画批評家賞は、批評家による厳選な目で選ばれる名誉ある賞で、1991年に設立されました。授賞式は6月9日、東京国際フォーラムで行われ、受賞作品の監督たちが登壇し、栄えある瞬間を共に祝いました。
心温まる授賞の瞬間
授賞式で竹林監督は、自身が受け取ったトロフィーは、子どもたちやその支えとなる職員、ボランティアの方々に捧げたいと述べました。彼は「今日、この会場には、映画の中の子どもたちもお祝いに駆けつけてくれています」と語り、彼らの日常を描いたこの映画が愛され、心温まる作品になったことを喜びました。
竹林監督の言葉には、映画がどのように社会全体の温かい居場所へと繋がっているのかという願いが込められています。彼は「この映画が、全ての子どもたちにとっての温かい居場所の一部となることを願っています」とし、受賞の喜びを伝えました。
映画の見どころ
『大きな家』は、東京のある児童養護施設を舞台に、そこに住む子どもたちの日常を描いています。彼らは血縁関係を持たない家庭で生活し、周りの人々との絆や葛藤を乗り越えて成長していく様子がリアルに描かれています。両親への愛情や支えとなる職員との関係、学校での友人との距離感など、さまざまな面から彼らがどのように人生を歩んでいくのかがテーマです。
映画は特別な事件に焦点を当てるのではなく、日常生活の中での小さな瞬間に光を当てています。観る人は、彼らの成長を通じて、自身の人生も見つめ直し、明日への前向きな一歩を踏み出す勇気を得ることができるでしょう。
今後の上映予定
映画『大きな家』は2024年12月6日に公開予定ですが、既に一部の劇場では上映が開始されています。東京のCINEMA Chupki TABATAでは現在上映中で、目黒シネマやキネカ大森、シネ・ピピアなどでも上映予定があります。チケット情報や上映スケジュールは公式サイト(
こちら)をチェックしてください。
また、本作はプライバシー保護のため、配信やレンタルは行わず、劇場上映のみの公開予定です。ぜひ映画館で、濃密な