脳波を刺激する新感覚カラオケ「ガンマ波カラオケ」の登場！

新世代カラオケ「ガンマ波カラオケ」とは？

近年、音楽と科学の交差点として注目を集めるカラオケが、新たな進化を遂げました。株式会社エクシングが提供するJOYSOUNDでは、脳波に着目した新感覚のカラオケ「ガンマ波カラオケ」を開発しました。このシステムは、VIE株式会社との共同研究の成果を反映しており、カラオケを通じて楽しく歌いながら脳を刺激し、認知機能の向上を図るものです。

ガンマ波の理解

ガンマ波とは、記憶や思考に関連する脳波の一種で、主に約40Hzの周波数で現れます。最近の研究によると、ガンマ波の音を聴くことで認知機能を改善する可能性が示唆されています。実際に、マウスを使った実験や人間を対象とした臨床試験で、認知機能の低下抑制や脳萎縮防止の効果があることが確認されています。

実証実験の概要

本プロジェクトでは、19名の被験者に対して「ガンマ波カラオケ」と通常のカラオケ曲の2種類の条件で脳波を測定しました。参加者は、歌唱前に曲を視聴し、その後歌唱、最後に再度視聴するという三段階のプロセスを経てデータが収集されました。

結果として、「ガンマ波カラオケ」中は特に高いガンマ波の誘発が確認され、通常のカラオケ曲との違いが明確になりました。この結果は、ガンマ波刺激と歌唱による神経可塑性の相互作用を示唆しており、認知機能の向上が期待されます。