豪華39名の声優陣が贈る、猫の探偵劇「ネコたん！」開幕！

猫の探偵劇「ネコたん！〜猫町怪異奇譚〜」が開幕！

2025年11月26日、待望の朗読劇「ネコたん！〜猫町怪異奇譚〜」が池袋・あうるすぽっとで開幕しました。総勢39名の豪華声優陣が集結し、猫だらけの舞台で展開されるスリリングなストーリーが観客を魅了しました。

この作品は、詩人・萩原朔太郎による唯一の小説『猫町』を元にしており、猫が暮らす街「猫町」を舞台にした探偵物語です。主人公は迷路ソマリと雨宮将太、彼らが個性的なキャラクターと共に、さまざまな事件に挑みます。

物語は、猫町の警察署に爆破予告の電話が入るところからスタート。新人警官の龍石流依と先輩の君山皐月が事件の真相に迫ります。そして、探偵猫のソマリが登場し、主題歌をキュートなダンスで披露。オープニングの熱気が会場を覆いました。

物語の舞台

劇中で繰り広げられるのは、猫町での連続爆破事件。迷路と雨宮、警官の龍石と君山は、猫町中を駆け回りながら犯猫を捕まえようと奮闘します。しかし、冷徹な猫の経営者である押井風太郎が事件の鍵を握っており、事態は複雑に展開していきます。また、長老猫のサクタローも登場し、物語はさらなる深みを増していきます。

観客は、犯猫の存在が最初から明かされる中、その動機や背景に興味を抱きます。物語の進行と共にキャラクターの個性が浮き彫りになり、共感を持って楽しむことができます。キャストの演技により、それぞれのキャラクターが生き生きと描かれており、観客は彼らの成長や変化を実感することができます。

エンタメ要素も充実

「ネコたん！」は、ただの朗読劇ではなく、猫耳の衣装を身に着けたキャストたちや、特別なステージセット、爆発の演出など、視覚的にも楽しめる工夫が施されています。物語のテンポよく展開し、100分間の公演は飽きることなく続いていきます。

初日には伊達さゆりさんがソマリを、浦和希さんが雨宮を、そして森永彩斗さんが龍石役を果たしました。各キャラクターは声優らしい魅力を持ち、観客を惹きつけます。また、弁士の滝佳保子さんも観客にわかりやすい解説を行い、物語への没入感を高めました。

公演は30日まで続き、日替わりキャストによる新たな魅力が展開されます。さまざまなキャストによる取り組みを通じて、多彩な「ネコたん！」の世界をぜひ体験してみてください。観客に笑いとサスペンスを提供しながら、温かい感情に包まれるストーリーが繰り広げられています。どうぞお楽しみに！