中公学芸ライブラリー
2025-07-08 14:32:45

中央公論新社が学芸ライブラリーを創刊、注目の第一弾作品が登場

中公学芸ライブラリー創刊のお知らせ



中央公論新社が新たな出版社としての挑戦を開始しました。この度、同社は長らく読まれることがなかった著作や著者の代表的作品を復刊することを目的とした「中公学芸ライブラリー」という新シリーズを創刊しました。このシリーズは、単に復刊するだけではなく、読者にとってより親しみやすい四六判に改版し、全作品に新たな解説を加えることがなっている点が特徴です。

この新たな試みは出版環境が激変する中で、過去の名著を現代の視点から再評価し、知的好奇心を刺激することを目指しています。また、洗練された装幀も魅力の一つであり、専門家だけでなく、一般の読書人にも気軽に手に取ってもらえるような一冊に仕上げています。

シリーズの第一弾として発売されるのは、米国の日本占領政策をテーマにした五百旗頭真の著作『米国の日本占領政策』の上下巻です。この作品は1985年に発表され、今年5月にNHKスペシャルとして放送されたことも話題となりました。著者の門下生である国際日本文化研究センターの楠綾子氏が書き下ろした解説も楽しめる内容となっており、戦後80年を迎える2025年にこそ読まれるべき重要な作品です。

五百旗頭真氏の研究は、米国による日本の占領政策に焦点を当てており、その内容は現在も有効であることが確認されており、再読に値する一冊です。この作品を通じて、戦後の世界秩序に関して深く考察する機会を提供します。

今後も「学芸の中公」として、信頼できるラインナップを続々と刊行していく予定です。次回の発行も楽しみです。2025年8月には入江昭の『日米戦争』、高坂正堯の『高坂正堯外交評論集』が控えており、秋冬には宮崎市定の『アジア史論』、山崎正和の『(仮)山崎正和文明論集』が予定されています。

この新たな取り組みは、読者の多様なニーズに応えることを目指しており、今後も多くの人々に愛されるシリーズになることでしょう。ぜひこの機会に中公学芸ライブラリーに注目してください!


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