全米オープンテニスに挑む小田凱人と上地結衣の意気込み
今年の全米オープンテニスがいよいよ始まります。特に注目されるのが、車いす部門で活躍する小田凱人選手と上地結衣選手です。両名とも松岡修造さんによるインタビューを受け、それぞれの抱負を語りました。また、彼らの挑戦は私たちにどのような勇気を与えてくれるのでしょうか。
期待の若手選手、小田凱人
まず、小田凱人選手は今回の全米オープンでの抱負を次のように語りました。「すごい楽しみですね!ハードコートに戻ってくるのが久しぶりで、ニューヨークの雰囲気が自分をワクワクさせています。自分のテニスを見せたいです!」
小田選手は、今回の大会で生涯ゴールデンスラムを達成する意気込みを持っています。競技の歴史に名を刻むためには、強豪たちとの戦いで勝利する必要があります。「特に、ライバルであるヒュウェット選手は、大切な存在です。彼との決勝での戦いを楽しみにしています」と語る小田選手。その裏には、真剣な闘志と共に仲間へのリスペクトが感じられます。
松岡さんが問いかけた、国枝慎吾選手とのつながりについて、小田選手は「国枝さんのように、車いすテニス界の変化の一部になりたい」との願望も述べました。この思いは、彼自身が歴史の一端を担う選手になりたい証です。
女王への道を歩む上地結衣
次に、上地結衣選手は2012年のロンドンパラリンピック以来、競技を続けている自分を振り返ります。「長い道のりだなぁと思いますが、試合ごとに新しい挑戦が待っているので、まだまだ終わりはありません」と語る上地選手。彼女の中には、永遠の挑戦者としての意識が根づいています。
完璧なテニスを求め続ける上地選手は、定期的に新たな課題に挑戦していると述べています。また、これまでの経験から得た反省も次の試合へと活かそうとする姿勢が伺えます。「試合後に考えるのは、過去の反省や期待で、いかに次に活かすかということです」と語ります。
上地選手も小田選手同様、ライバルの存在を重要視しています。最近強化が進む中国勢についても触れ、「彼らの成長を見逃せない」としつつ、自身がアジアの選手たちを引っ張るリーダーでありたいとの気持ちも表明しました。
今後の試合に向けて
全米オープンの開始に向けて、両選手の気持ちは高まっています。小田選手は「炎を意識した帽子をかぶって、燃える気持ちで試合に臨む」と述べ、上地選手も「国枝さんに指導を受けたエネルギーを次の試合に生かす」と力強く語ります。
さらには、両選手ともに過去の経験から学び、次に繋げようと試行錯誤している様子が印象的でした。彼らの挑戦は、私たち観客に勇気と感動をもたらしてくれることでしょう。全米オープンでの素晴らしいパフォーマンスを期待したいと思います。
WOWOWで観る全米オープンテニス
全米オープンテニスは、8月24日から9月8日まで、WOWOWにて連日独占生中継が行われます。特に、車いすテニスの試合も注目されており、現地での熱い戦いをお見逃しなく!