KERA、受賞!
2025-02-03 11:46:01

ケラリーノ・サンドロヴィッチ、読売演劇大賞で栄光の優秀演出家賞を受賞!

KERA、栄光の栄冠を手に



ケラリーノ・サンドロヴィッチ(通称KERA)が、2024年度の読売演劇大賞で優秀演出家賞に輝きました。この受賞は、彼の演出による『桜の園』に対する高い評価によるもの。KERAは2001年に受賞したのを皮切りに、実に24年にわたり多くの賞を獲得してきました。その作品は、ただ表面的な演出を越え、観客の心に深く響く演技を提供しています。

KERA meets CHEKHOVの集大成



チェーホフ四大戯曲の上演シリーズ『KERA meets CHEKHOV』の最終章として上演された『桜の園』。KERAは2013年に『かもめ』、2015年には『三人姉妹』、2017年に『ワーニャ伯父さん』と続けてきましたが、2020年に予定されていたこの作品は新型コロナウイルスの影響で初日を前にして全公演が中止となりました。

その後4年の歳月を経て、再び上演が決定し、観客の前にその姿を現すことになったのです。この演出は、チェーホフの戯曲を大幅に改変することなく、インスピレーションを与え、喜劇としての要素をしっかりと組み込むことに成功しています。

読売新聞1月18日の記事では、受賞理由が詳しく触れられており、演出の巧みさが評価されています。具体的には、「笑いの要素を取り入れながら、滅びゆく運命を響かせた」「階級対立をうまく表現し、KERAならではの視点が活かされていた」と絶賛されていました。さらに、ロパーヒン役を演じた荒川良々も優秀男優賞を受賞し、作品の仕上がりと演出の評価が高まっています。

受賞歴と未来への期待



KERAは、読売演劇大賞において数々の成績を残しており、彼の名前は演劇界では「常連」として知られています。これまでの受賞履歴には、2001年の優秀演出家賞や、2016年の最優秀演出家賞などが含まれ、まさに演出家としての地位を確立しています。

今後の活躍にも期待がかかり、今年にはケムリ研究室が手掛ける『ベイジルタウンの女神』の上演が控えています。これは、中止となった2020年の『桜の園』の直後に旗揚げ公演として披露される予定で、多くの観客が待ち望んでいる作品です。

KERAの活動をチェックしつつ、今後も彼の演劇に注目していきたいところです。



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